・・・・・(完) ページ19
繋がれた手を、Aは繋ぎ返した
心臓の音が聞こえていないか不安になりつつ、心を落ち着かせるため、何回目かわからない深呼吸をする。
『そうだ、私ここの観覧車乗ったことないんだよね。天馬さんがよかったら、一緒に乗ってくれる？』
「あ、ああ…っ！！」
声が裏返ったが、気にせず観覧車へ向かった
「どうする？類。司たち、観覧車の方に行くみたいだけど」
「そうだね…僕らが見守るのは、ここまでにしようか。きっと、ここまで大丈夫だったしね。きっと大丈夫さ。」
「うんうんっ！！きっと司くんとAちゃん、とーっても上手くいくよ！！」
「…ふふ、そうだね。」
3人は静かに顔を出し、そっと司の背中を見守った。
……
『すごいね、あんなに遠くまで見える……』
「…そうだな」
どんどん上に上がる観覧車。景色を見ながら、少しはしゃぐAを見て、司は微笑む
「(誘ってよかったな…)」
いろんなことがあったが、本当に楽しい1日になった
…今なら、自分の気持ちを伝えられるか…？？
そんな考えが脳をよぎるが、司は顔を振った
『天馬さん』
「はっ…！？な、ななっな、な、なんだ！！」
『今日、誘ってくれてありがとう。楽しかった』
観覧車が降っていくが、さっきから心臓はうるさくなっていく。
Aの目は、ほのかに輝いていた
「そうか…それなら、よかった！」
ずっと繋いだままの手を離さず、Aの目を真っ直ぐ見つめる
…まだ…想いはきっと、伝えられない。
けど
彼女にとって、この日が特別な1日になっていたら、すごく嬉しい、そう思う司だった。
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アイ(プロフ) - わー、更新待ってます泣 (7月27日 11時) (
レス) @page21 id: 8e85720291 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新待ってます (2023年4月7日 23時) (レス) id: cdedb7c8a1 (このIDを非表示/違反報告)
みくたみ(プロフ) - サナさん» そんなことないですよ✨とても嬉しいです！ありがとうございます💕 (2023年1月28日 22時) (レス) id: 716d59821e (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 推し（冬弥）が、国宝で、尊すぎる。国宝ってなんか私、キモいですね。すみません (2023年1月28日 14時) (レス) @page4 id: 18e9f46821 (このIDを非表示/違反報告)
みくたみ(プロフ) - ミカエラさん» 設定のお名前は自分で好きなように変えられますよ✨苗字は○○で設定してあります🫶 (2022年9月29日 23時) (レス) id: 716d59821e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくたみ | 作成日時：2022年5月12日 2時
