兄の溺愛っぷりが異常な件__2

私らしくない ページ34

「…A……」

『…ぎゅーってしててくれないと、いやなんだけど…』

風邪のせいか、私らしくない言葉ばかり出てしまう

「…わかったよ」

類は私を抱きしめ返した

…あったかくて、心地いい

『るい…』

「ん…よしよし、僕はここにいるよ」

類は私の頬にキスをした

『んー……』

「フフ….眠たくなってきたかい？」

『うん…』

確かに、死ぬほど眠い……でも、寝たら、類がどこかに行ってしまうかもしれなくて、眠い目を擦った

「じゃあ、一緒に寝ようか」

『え…でも……』

「Aが考えていることなんて、なんでもわかるよ。」

そう言って、私を寝かせ、その隣に横になる類


『…ありがとう……類』

「どういたしまして」

私を抱きしめ、トントンと一体のリズムで背中を優しくたたいてくれる

『……るい…』

「…ん？」

朦朧とする頭の中、パッと出てきた言葉

『だいすき…』

その言葉を言った瞬間、眠気がさらに襲ってきた。
私は我慢できず、瞼を閉じた

反則【神代類】※ﾔﾝﾃﾞﾚ気味→←みくたみより、カラフェスの話が。

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