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カコ カコ カコ
と低いヒールが地面に当たる音がする。
コーヒー色の髪がなびいて、道行く邪魔者をトリコにしていく。
お前らそんなに見るんじゃない!
コーヒーさんは俺の人だ!!
「あのぉ」
JK「ぐっ!!!!!」
コーヒーさんに話しかけた変な邪魔者の男。
許せない。
俺でもまだ声を聞けてないのに。
JK「ぉぉぉぉらぁ!!!!!!」
コーヒーさん越しに目が合った邪魔者を、
殺してやるぐらい睨んだ。
「ひっ!!!!!」
邪魔者は直ぐにいなくなった。
はっはっはー!!
これで平和は守られたぞ!!
拳を振り上げていると、ふと目に入った、
コーヒーさんの左手。
間違いなく新入りのスマホだ。
僕は食い入るように新入りを見つめる。
機種はiPhone7
カバーは手帳型
リングはついてない
うわー!いいこと知ったなぁ!
コーヒーさんは駅に歩き出した。
きっとこれから仕事だ。
僕はにやけそうになる顔を引っ張って、
アパートに走った。
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作者名:コーヒーさん | 作成日時:2020年7月30日 8時