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ショウタ「リョウタ、お前さっきからどうしたんだよ。」
リョウタ「…本当にあの3人を、このままスノーマンに入れる気なのか?」
ショウタ「俺はいいと思うけどさ。」
素能玉雪「ボクが選んだすの。才能があると思ったから。」
リョウタ「よく考えてくれ。彼らはシルバースノーじゃない。」
ヒカル「シルバースノーじゃないと、スノーマンになっちゃいけないって決まりはないだろ?」
素能玉雪「無いすの。研究資料にはそんな事は書いてなかったすの。」
リョウタ「そうじゃない、俺が言いたいことは。」
ショウタ「じゃあ何だよ。」
リョウタ「スノーマンになるってことはディスドールを倒す以前に、雪氷発電所とシルキースノーを守る事だ。ジャスパーに脅かされる事が、俺達にとってどれだけ致命的か、彼らに分かるとは到底思えない。」
リョウヘイ「何もそこまで言わなくても…」
リョウタ「俺には、9人でやっていける自信が無い…」
ショウタ「そうやって昔みたいに意地張るのかよ。」
リョウタ「意地ではない。」
ショウタ「は?意味わかんね。」
リョウタ「ならば分かるように説明しよう、彼らにスノーポリスの未来を守れるものかと言っているんだ。」
ショウタ「やってみなきゃ分からないだろ!」
素能玉雪「喧嘩は、やめるすの!」
ヒートアップしたショウタとリョウタを、帰ってきた3人は暫く見ていた。気がつかずに口論を続けていた結果、ラウールの表情には翳りが見える。
ラウール「…俺達のこと?」
レン「何があった?」
コウジ「ただならぬ雰囲気やけど…」
タツヤ「嫌な思いをさせたかな、ごめんね。」
ダイスケ「俺からもごめん!」
ラウール「迷惑…でしたか…やっぱり…」
ラウールの目には涙が浮かんでいる。
レン「ラウール、行こうか。」
俯いているラウールの背中に手を回し、自分の方へと優しく引き寄せた。6人に涙を見せぬように背を向けさせる。
コウジ「…何か取り込み中の所、悪かったな。ホンマに、ごめん!じゃあ、失礼します〜」
明るく笑顔で振るまいながら、彼も要塞から出て行った。しかしその笑顔は少しひきつっていた。
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57yuki39ramti - このお話が、一番好きです。個人的にゆり組が好きなので。 (2021年2月9日 20時) (
レス) id: a271dce366 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - アドクさん» 長期戦になるので頑張ってください！ (2020年10月3日 12時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
アドク(プロフ) - snowさん» コメントありがとうございます!今後も年明けまでは更新していきますので、何卒よろしくお願いします。 (2020年10月3日 10時) (レス) id: c4ea8430a2 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 更新お疲れ様です！続きが楽しみです！ (2020年9月26日 16時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アドク | 作成日時：2020年9月26日 16時
