8th Snow 薔薇と銀華に生まれし絆 ページ5
地下要塞
素能玉雪「戻ってきたすのね。おかえりすの。」
6人は傷ついた身体を引きずってやってくる。その後ろに続く様に、コウジとラウールは停止したレンを運び込んだ。
ショウタ「もうボロボロ…」
タツヤ「これ、労災出る…?」
2人は最初にベッドへと倒れ込んだ。
リョウタ「…有り得ない…こんな展開…」
ダイスケ「俺としたことが…クソっ…」
ヒカル「あのディスドール…あまりにも強すぎる…」
素能玉雪「安静にするすの。」
リョウヘイ「…レンは、大丈夫なの…?」
深い傷を負っていたが、レンの事が気がかりな様子。
素能玉雪「分からないすの…」
リョウヘイ「俺なら、何とかできるかも…」
素能玉雪「そんなことしたら、リョウヘイが助からなくなるすの…」
リョウヘイ「ダメだよ…彼も、スノーマンなんだ。助けなきゃ…2人も手伝ってくれる?」
コウジ・ラウール「はい!!」
リョウヘイはタブレットとケーブルを持ってきて、レンの耳部分にあるモジュールに接続をした。ラウールは少しでも痛みが和らぐよう、負傷したメンバー達に触れて術をかけ、コウジは傷口の消毒をしている。
ラウール「ギンセツグリーンさんも…傷、治しますね。」
リョウヘイ「リョウヘイでいいよ。」
ラウール「御気分、いかがでしょうか…?」
リョウヘイ「…少し楽になったよ。ありがとう。」
ラウール「俺が治せるのは、浅い傷だけなので役に立つか…」
リョウヘイ「スノーマンとして、相応しい能力だよ。とっても誇らしいことだからね。」
優しい口調と、タブレットを操作する手元の速さは比例しない。
コウジ「処置は終わりました〜」
リョウヘイ「お疲れさま。」
コウジ「レン、どうですか?」
リョウヘイ「ラウールが言う通り、かなり損傷が激しい。人工皮膚と人工血液か…鈍いにしても痛点もあるなんて、まるで本当の人間みたい…エオノスの戦闘用アンドロイドって、こんなに精巧に作られてるんだ…」
横たわるアンドロイドを目の前にした彼は、ケガをしているはずだが水を得た魚のように饒舌になっている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
57yuki39ramti - このお話が、一番好きです。個人的にゆり組が好きなので。 (2021年2月9日 20時) (
レス) id: a271dce366 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - アドクさん» 長期戦になるので頑張ってください！ (2020年10月3日 12時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
アドク(プロフ) - snowさん» コメントありがとうございます!今後も年明けまでは更新していきますので、何卒よろしくお願いします。 (2020年10月3日 10時) (レス) id: c4ea8430a2 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 更新お疲れ様です！続きが楽しみです！ (2020年9月26日 16時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アドク | 作成日時：2020年9月26日 16時
