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スノーポリス付近 登山道
道中で買った古着のマントを羽織り、太い枝を杖にしているラウールは雪山の下り道を滑らないようにゆっくりと歩いていた。頬が上気している様子から、気温の低さが窺がえる。
ラウール「白い国だ……うっ…」
木々の間から真っ白な近未来都市が見えた瞬間、耳に突き刺すような音と痛みが走った。彼は眉間にしわを寄せ、その場に座り込む。
ラウール「…何だろう…」
目を閉じ、手を胸の前で組んだ。
ラウール「…招かれざる者から、救済せよ…?」
神様が声で指し示す方向を頼りに、雪山を少し速足で降りた。スノーポリスのゲートを通り過ぎ、たどり着いた先にはとんでもない光景が広がっていた。
ラウール「何が起こってるの…?」
ラウールが目にしたのは、甲冑の怪物と対峙する、スノーマンと、恐怖で震えるコウジ。レンは雪の上で倒れている。スノーマンは太刀打ちできずに傷を負い、肩で息をしていた。立ち上がることもままならない。
ニール「そこの少年。お前は何者だ?」
ラウール「…レプリア国第二神官、ラウール。招かれざる者から、白銀の国を救済せよと命を受けてここへ参りました。」
頭を垂れ、深々と膝を落として挨拶をする姿は高貴な人間の立ち振る舞いそのもの。
ニール「白磁の髪の神官に、戦闘用アンドロイド…新たなストーリーが生まれる予感がするよ。」
ギンセツパープル「ヤツは危険だ…君は下がってろ!」
ラウール「…いいえ。レプリアの神官は、苦しむ人々を助けることも役割の一つです。」
ギンセツブルー「お前…丸腰で立ち向かう気か…?死ぬぞ…」
ラウール「神に導かれ、俺はこの場に居合わせた身。なので、皆様の事を必ず救済します。貴方は傷が深い。今のままでは、貴方の方が危険な状態です。」
ニール「随分と自信があるようだね。素晴らしい。さあ、ノヴァーリス、もう手加減は要らない。」
甲冑の怪物がラウールに向かって戦斧を振り下ろした。しかし、彼は振り下ろされた戦斧を硬い靴裏で止めたのだ。
コウジ「脚長っ…マジか…」
ラウール「はっ!」
長い脚でノヴァーリスが持つ戦斧を蹴り上げる。宙を舞う戦斧はスノーマンが倒れている場所の真ん前に突き刺さった。
ニール「考えが甘い。」
ノヴァーリスがボクサーの構えをし、ラウールに思い切り叩き込もうとしたが、スレスレで避けることができた。
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snow(プロフ) - アドクさん» どんな事件なのか楽しみです！スノーマンのライバル登場とか有り得ますかね？ (2020年9月24日 7時) (
レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
アドク(プロフ) - snowさん» コメントありがとうございます。誰も想像し得ない新たな事件が起こる予定ですので、乞うご期待ください！頼もしいコメントも嬉しいです。 (2020年9月24日 1時) (レス) id: 29d5eecdb7 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - この物語を最初から読んでいるsnowです！いつも楽しんで読ませていただいています！今後の展開が楽しみです！私もスノ担なので何かメンバーについて不安なことがあったら聞いてください！ (2020年9月22日 20時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アドク | 作成日時：2020年9月22日 19時
