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ショウタ「ここで一生を終えるとか、考えても無かったなあ…」
リョウタ「勝手に死ぬな。まだ玉雪が居るじゃないか。」
タツヤ「頼む、玉雪!!」
ヒカル「玉雪!!頑張ってくれ!!」
ジンガ『この写真煩いね。』
タツヤ「ヤバい、聞こえてた。」
ショウタ「お前らがデカい声出すからこうなるんだ!」
マオ『スノーマン、皆の前で切り刻んじゃおうよ。』
ヒカル「マズいな…」
ショウタ「終わった。」
リョウタ「まだ切り刻まれると決まったわけじゃない。」
ショウタ「いや、必ずアイツらはやるよ。もう助からない。」
タツヤ・ヒカル「ごめん…」
地下要塞
キーを必死に叩き、サナムをなぎ倒した玉雪。広場にビークルを6台停め、少しだけ息をついた。
素能玉雪「ふう…これで全員すの…」
モニターに映し出された映像にはサナムが積み上がっているが、その頂点に立つ2つの影が現れ、民衆がどよめき出しているのが見えた。
素能玉雪「ジンガとマオすのか?!」
目を凝らすと、玉雪の予想通りそこには黒いロングコートを羽織ったジンガと、白い防寒着を着込み、マフラーをぐるぐるに巻いたマオが立っていた。
素能玉雪「やっぱりすの…」
モル『スノーポリスの皆さん。この国とシルキースノーは俺達の物だ。』
ジンガ『シルキースノーを使った大量破壊兵器を保有することで、我々の国は最強となる。兵器を持ち、世界を支配するのです。』
素能玉雪「それが、ジャスパーの狙い…すの?」
民衆『そんな世界、誰も望んでない!』
民衆『そうだそうだ!』
モル『逆らった…証拠を残さないと…』
カメラを構え、民衆に向けて次々にシャッターを押していく。民衆は写真の中に閉じ込められた。
ジンガ『新たな国を作るために、不要な物はこの場で排除する。』
2枚の写真を懐から取り出したのはスノーマンが映った写真。民衆は驚きと悲鳴に似た叫びをあげた。
スノーポリス 市街地
アナウンサー「市街地の広場上空です。2人の謎の青年が積み上げられた怪物の山の頂に立っています。…おっと、見覚えのある顔が映る写真が取り出されました!写真に写っているのは、スノーマンです!!一体何をしようというのでしょうか?!」
ジンガ「スノーマン、君たちもこれで終わりだね。お疲れ様。」
モル「おやすみなさい…」
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作者名:アドク | 作成日時:2020年9月14日 10時