銀雪戦隊スノーマン -5- (ページ9)

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同僚「お前、めちゃくちゃ眠そうだけど大丈夫?」

リョウヘイ「勉強してたら朝だったみたいで…」

同僚「あのさ…今日のSweety Bearsのライブ、興味あったりする?」

リョウヘイ「もしかして、さとみちゃんとマリーちゃんの?」

同僚「うん。一緒に行こうとしてたやつと連絡つかなくて…急な事だし、チケット代いらないから着いてきてくれない?」

リョウヘイ「行くよ!非常に興味深い。」

同僚「マジ?!助かる!特に最前列だから!空席は作りたくなくて…」

中央制御室 17時

タツヤ「…ダイスケ…無事でいて…」

ショウタ「心配だな…」

―リョウヘイ「朗報!」

ショウタ「どうした?」

―リョウヘイ「今日のライブのチケットが手に入った。」

タツヤ「え?!」

―リョウヘイ「しかも最前列。不審な動きがあれば、すぐに何とかできるよ。」

タツヤ「シルキースノーはこちらから持って行くよ。リョウヘイはステージの監視を頼む。」

―リョウヘイ「分かった、中で落ち合おう。」

ショウタ「さて、定時だ。タツヤ、帰るよ。」

タツヤ「おう。お先～!」

ショウタ「失礼しまーす。」

同僚「お疲れ様～」

制御室を出た瞬間、走り出した2人は真っ先に地下要塞へと向かった。

スノーポリスホール 18時

同僚「いよいよ始まるよ…めちゃくちゃ騒ぐと思うけど、俺の事は気にしないでね。」

リョウヘイ「うん、大丈夫。今日誘ってくれてありがとね。」

同僚「リョウヘイと来れて良かったよ。」

ざわざわする中、ホールが暗転する。会場は歓声に包まれ、さとみとマリーが出てくるのを今か今かと待ち構えていた。リョウヘイは惑わされることなく監視の目を光らせる。

マリー「こんにちはー!!皆今日はありがとう!!」

さとみ「楽しんで行ってね!!」

ファン「いえええええい!」

―ヒカル「何か動きはあった?」

リョウヘイ「怪しい動きは見せてない。」

―タツヤ「引き続き、監視頼むよ。」

リョウヘイ「了解。」

滞りなくライブが進んで行き、盛り上がる会場内。終盤に差しかかる頃、事態は急変した。

マリー「Say!Yeah!」

ファン「Yeah!」

マリー「Say!Yeah Yeah!」

ファン「Yeah Yeah!」

さとみ「皆最高だよ!もっと声ちょうだい!!」

ファン「いぇえええい!!!」