銀雪戦隊スノーマン -4- (ページ9)

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タツヤ「リョウヘイは何が怖いの?」

―リョウヘイ「恥ずかしながら…文系科目が…」

ヒカル「恐怖の対象まで頭が良い…」

―リョウヘイ「文系科目を見ると蕁麻疹が出るんだよね。」

リョウタ「怖がったら、向こうの思うツボだな。」

―リョウヘイ「って思って、世界遺産検定の勉強をしてみたんだ。知識は自らを守る盾になると思って。」

ダイスケ「ふぇっ?!蕁麻疹大丈夫だった?!」

―リョウヘイ「最初は痒かったよ～でも、やり出すと意外に面白くなっちゃって。さっき一冊全部解いちゃった。今度、検定受けてみようかな…」

勉強の事を話すリョウヘイの顔はイキイキしている。

ショウタ「コイツ、めちゃくちゃ元気じゃん…」

要塞のモニターに通知が入った。赤い風船のマークが出ている。

素能玉雪「ディスドールすの!」

タツヤ「リョウヘイ、行ける?」

―リョウヘイ「任せて!」

素能玉雪「スノーマン、出動すの!」

6人「了解!!!!!!」

スノーポリス小学校

少年、少女「きゃああああ!」

運動場に少年少女数人の叫び声が響き渡った。彼らの目の前にはドロモス自身が居た。恐怖対象はピエロなのだ。

ドロモス「恐怖の味だ!!」

長い爪が小さな子供たちの首に宛がわれる。このまま引っかけば、一たまりもない。

6人「銀雪変身!!!!!!」

待機音声「Guys!SnowMan!」

ギンセツパープル「コマンドスノー、ギンセツパープル。」

ギンセツピンク「チアフルスノー、ギンセツピンク!」

ギンセツブルー「ビューティースノー、ギンセツブルー。」

ギンセツレッド「ノーブルスノー、ギンセツレッド。」

ギンセツイエロー「パワフルスノー、ギンセツイエロー。」

ギンセツグリーン「ウィズダムスノー、ギンセツグリーン!」

ギンセツグリーン「光輝くⅥGuys!」

ギンセツピンク「銀雪戦隊!」

6人「スノーマン!!!!!!」

ドロモス「現れたな、スノーマン!」

ギンセツレッド「その子たちを離したまえ!ブライトボウガン!」

ブライトボウガンから放たれる薔薇の矢はドロモスの手に命中し、薔薇の花弁を散らした。痛みで少年少女から手が離れ、その隙にスノーマンの元に駆け寄る。

少年「怖いよ…」

少女「スノーマンのお兄さん、助けて!!」

恐怖のあまり泣いていたのだろう、目は真っ赤になっていた。

ギンセツイエロー「もう大丈夫だよ。俺も怖いけど、必ず倒してみせるからね。」

少年、少女「うん!!」