銀雪戦隊スノーマン -4- (ページ7)

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タツヤ「全職員にお知らせ致します。当発電所内にて大きな蛇が侵入した模様です。本日、一人の職員が被害を受け、病院に搬送されました。危険防止のため本日終業時間より、送迎バスの運行を決定いたしましたので、希望する職員は、終業後ロータリー前からご乗車ください。この放送の内容は掲示板への掲示及び、全職員にメールにて配信済みです。」

ショウタ「虫とか爬虫類とか無理だわ…最悪。」

館内放送をした途端、館内がザワつき出したのはタツヤやショウタの耳にも届いてきた。

スノーポリス住宅街 17時半

少女「じゃあねー!ばいばーい!」

学校帰りに寄り道していた少女は友人と別れ、家路を急いている。

少女「…風船だ…」

少女の目の前には赤い風船が通り過ぎていった。不思議そうにその風船に近寄っていく少女。

ドロモス「やあ、お嬢さん。」

赤い風船が割れると、ピエロのような怪物がその後ろから現れた。

少女「へっ…?!誰…」

ドロモス「僕はドロモス。愉快なピエロだよ、いひひひひ!」

少女「ピエロはそんな怖い顔してない。」

ドロモス「…生意気な事を…!」

燃え盛る炎へと姿を変えた。

少女「きゃあああ!!!」

腰を抜かし、その場に倒れる。逃げる事が出来ず、炎はこちらへと迫ってきた。

ドロモスの声「美味しい恐怖の声だ!」

しかし、すぐに炎は消え、赤い風船を持ったドロモスが姿を現す。

少女「えっ?」

ドロモス「何だ?!」

ギンセツグリーンが、ブライトウェザーバトンで水を噴射していた。

少女「スノーマン!」

ギンセツグリーン「君、大丈夫?」

少女「大丈夫です!」

ギンセツグリーン「少し離れてて、危ないから。」

少女を逃がし、ドロモスとギンセツグリーンの対決に。

ドロモス「邪魔しやがって、スノーマン。」

ギンセツグリーン「やっぱりディスドールだったのか…」

ドロモス「さあ、お前の恐怖を頂こう。」

赤い風船をグリーンの目の前に差し出した。

ギンセツグリーン「…」

無意識のうちに風船へ手を伸ばす。すると風船が一冊の本に変わり、リョウヘイの手の上に収まった。

ギンセツグリーン「うわっ…無理だ…!!無理…!!見たくない!!!」

本を開いた途端に震え、身体をかきむしり始める。