鉄道戦士ディバインエクスプレス -1- (ページ16)

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ヴェルカを構える。

十輝「ディバインチェンジ!」

文字盤時刻表示からICカードのタッチ表示に切り替え、ヴェルカをウィケッドチェンジャーにタッチする。

”ピピッ”

自動音声『まもなく1番線に列車が参ります。危ないですから、ホームドアから離れてお待ちください。』

十輝の前に緑色の半透明で、閉まるホームドアが現れた。緑色の普通列車の光が身体中を駆け巡り、変身する。

十輝(エクスプレスグリーン)「1番線ハピネストレイン!エクスプレスグリーン!!」

中山「おおっ!!上手くいった!!」

エクスプレスグリーン「鉄道戦士ディバインエクスプレス!出発進行!」

ー末澤「ホンマに変身出来たやん…」

ー奥村「やりましたね!」

ー原「いい試験運転だよ。肝心の戦闘能力はどうだろう。」

ー健人「ここまでは順調だ。安定したチェンジも出来てる。」

エクスプレスグリーン「何この格好!凄い凄い!!山手線のE235と同じカラーリングだ!!僕、“ヤテレンジ“になっちゃった…!」

自分がまとっている服にテンションが爆上がりしている。

キハ「サロが言ってたことは本当だったとはな。まあ、ただのガキならどうって事ないか。ベンダーデスメトロ、ヤツを殺せ!」

エクスプレスグリーン「うわっ…!!」

熱々なコーヒーを簡単に躱す。

エクスプレスグリーン「避けれた!凄い!」

中山「避けるだけやないで。グリーン、一発お見舞いしたれ!」

エクスプレスグリーン「えいっ!!」

こぶしを握り締め、ベンダーデスメトロに殴り掛かる。

ベンダーデスメトロ「ウォオオオオ…」

地面にたたきつけられたデスメトロが伸びている。

エクスプレスグリーン「ちょっと叩いただけなのに、この威力…」

中山「ええ感じや!その調子!ほな次はウィケッドチェンジャーに登録された技を使ってみ。」

エクスプレスグリーン「分かりました!…デスメトロ、覚悟しろ!…フリーズホーン!!」

衝撃波を打つようなポーズを取ると、けたたましい警笛の音が駅のホームに鳴り響く。

キハ「うわっ…うるせえ…!!!鼓膜が…潰れる…」

ベンダーデスメトロ「ォオオオオオオ…」

ベンダーデスメトロのディスプレイ部分にひびが入り、ダメージが与えられた。