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キハ「ベンダーデスメトロ!暴れてこい!」
駅のホームにあったコーヒーの自販機に黒い粒子がまとわりつき、大きな怪物の姿になる。
十輝「何あれ…!?」
キハ「駅を破壊し尽くせ!!」
ベンダーデスメトロ「ギャオオオオオ!!」
ベンダーデスメトロは熱々のコーヒーを発射した。
十輝「うわあああ…!」
身体にコーヒーを被り、肌が爛れて痛む。
十輝「痛い…駅を壊すなんてだめだよ!」
ベンダーデスメトロを説得しようとした。
キハ「そこにいるクソガキをどうにかしろ。」
ベンダーデスメトロ「ガォオオオオオ!!」
十輝は平手で弾き飛ばされ、ホームの床に叩きつけられる。
キハ「お前さあ、目障りなんだよ。これ以上邪魔するな。」
右腕の義手をナイフのような形状に変え、十輝の眉間に突きつけた。
十輝「どうして…そんな事が出来るの?電車が無くなったら、みんなが困ります。」
キハ「知ったことか。帝鉄には、己の過ちを償ってもらう必要がある。」
十輝「償う…?帝国鉄道には何の罪もないのに!」
キハ「ははっ、お子様は何にも分かってない。…死ね。…っく…!!」
義手に火花が散り、男は怯んだ。
中山「そこのお前!」
キハ「お前じゃない、キハと呼べ。」
中山「キハ、その子から離れろ。」
中山は、手に小型のレーザーガンを持っている。
キハ「帝鉄職員なら、まずはお前を始末するか…」
十輝「おりゃあ!」
キハ「うっ…何するんだ!」
一瞬の隙をついた彼は持っていたリュックを振り回し、キハの顔面を殴りつけ、助けにきた中山の元へと駆け寄った。
中山「大丈夫か?」
十輝「はい。」
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作者名：アドク | 作成日時：2023年7月30日 22時
