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廃線駅
トラ「なあ。そろそろ、サロのやつが仕事から戻ってくる頃だろ?」
サロ「呼んだ?」
キハ「噂をすればなんとやら。」
ワム「お疲れさま!」
サロ「おう。」
ビジネスルックの出で立ちでやってきたサロは、ロッカーから着替えを出す。泊まり出勤と急遽入った仕事終わりで少し眠そうだ。
サロ「お前ら、ニュースだ。眠いから1回しか言わないぞ、よく聞け。」
キハ「それなら、早く教えろ。」
サロ「帝鉄が俺らを潰そうと躍起になってるらしい。」
トラ「本当なんだろうな?」
サロ「駅長が噂レベルで話してただけだけど。」
ワム「でもさ、それが本当なら俺たちも早めに手を打たなきゃね。」
キハ「マヤ!何か良い方法ねえのかよ?」
マヤ「…」
4人の話に交ざらず機械の前に腰掛け、キーボードを黙々と叩いている。
トラ「おい!聞こえてんのか?」
机の脚を蹴飛ばし威圧するが、マヤはびっくりする様子もない。
マヤ「ああ…ごめん。何?」
ワム「マヤはさ、面白いアイデア持ってない?」
マヤ「ちょっと待って。」
トラ「何っか調子狂うわ、コイツのテンション。」
マヤ「…出来た。」
サロ「出来たって、何が?」
スロフ「お前らの足りない頭じゃ理解できないような代物だ。腰を抜かすだろうな。」
キハ「一言余分だぞ!」
スロフ「そう怒るなよ、本当の事だろ?」
キハ「そういうとこだつってんだよ!クソ坊主が!」
ドスの効いた声を出し、至近距離でガンを飛ばす。
スロフ「このままだと僕もスイッチを押しかねない……マヤ、こいつらを黙らせろ。見せてやれ。」
マヤ「ああ。」
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作者名：アドク | 作成日時：2023年7月30日 22時
