銀雪戦隊スノーマン -18- (ページ15)

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ギンセツパープル「ホワイト!オレンジ!すごいよ、よくやったね。」

ギンセツピンク「オレンジ、死んだかと思ったよ…やっぱ世界チャンピオンは持ってるなあ～!」

ギンセツオレンジ「いやいや～それほどでも無いて!」

サナムと戦っていた残りのメンバーとオレンジ、ホワイトはハイタッチをして喜び合っていた。

レン「…RM-Ⅱ16、リブートします…」

眠っていたレンが目を覚ます。黒のアウターが光の粒となりサラサラと消滅すると、元の白い隊服を着たいつもの彼に戻った。8人も変身を解除し、レンの周りを囲む。

リョウタ「レン、おかえり。」

ショウタ「ったく、どんだけ心配したと思って。肌荒れまっしぐらだよ。」

リョウヘイ「闇に打ち勝てたね、やっぱりレンは強いよ。本当に、よくできました。」

レン「みんな、ごめんなさい…」

ヒカル「無事で何よりだよ。ビークルを使う事も無くて良かった!」

ショウタ「巨大化したレンと戦うなんて絶対できなかったもん。」

コウジ・ラウール「レン!!」

レン「おおっ…!」

両サイドから彼をがっしりと抱きしめた。レンは少し驚いたが、長い腕で2人の背中に手を回し、優しく撫でる。

コウジ「ううっ…俺ぇ…もうレンに会えへんかと思っててん…グスッ…」

緊張の糸が途切れたのか、声を震わせながら大粒の涙を流した。

ラウール「このままジャスパーの手に、レンが渡らなくて良かったよ。」

レン「俺はもう、悪には染まらない。この力は、守るべき者の為に使う事を約束する。」

コウジ「うわぁああん…レン…どこにも行かんといてや。」

レン「俺はどこにも行かないよ。守りたい人がいる限り。」

レンが向ける眼差しは、機械である事を忘れそうなほど穏やかで優しかった。