銀雪戦隊スノーマン -18- (ページ13)

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ギンセツホワイト「いつまでもこんな事は続けていられないよ。レン、お願いだから戻ってきて。」

RM-Ⅱ16EVIL「その名をそれ以上呼ぶなら、お前をこの場で葬り去る。」

ギンセツホワイト「やめない…レンを助けるまでは。」

RM-Ⅱ16EVIL「何度も言わせるな!」

剣をワンドから離し、即座に刃先でホワイトを斬りつけた。

ギンセツホワイト「うわぁっ…」

痛みに胸を押さえ、肩で息をしている。ダメージが少し大きかったようで、地に膝をついてしまった。

RM-Ⅱ16EVIL「大したこと無いな、スノーマンなんて。」

白磁の髪を掴みあげ、首に刃をあてがう。屈したホワイトの顔を、楽しそうに至近距離で見つめた。

ギンセツホワイト「…これまでか…っ…」

RM-Ⅱ16EVIL「終わりだ、さよならを言え。…うわっ…!誰だ?!」

青白いレーザーが剣に当たり、跳ね飛ばされた。剣が宙を舞い、やがて雪の上に垂直に突き刺さる。

ギンセツオレンジ「さよならはまだ早いで。」

RM-Ⅱ16EVIL「ギンセツオレンジ…生きていたのか?」

ギンセツオレンジ「まあな。オカンのお陰や。早速お守りが効いたわ。数センチズレてたら、死んでたかも。」

神様の彫刻が施されたネックレスを、ドヤ顔で懐から出した。お守りのど真ん中には刃先の形状の傷がついている。

ギンセツホワイト「良かった、生きててくれて!!」

ギンセツオレンジ「奇跡ってあんねんな。ホンマにヒヤヒヤした。」

―素能玉雪「ブレイブナイトモードに変身するすの!」

ギンセツオレンジ「よっしゃ行くで!」

2人「銀雪超装備!!」

待機音声「Let’s get started!」

オレンジ色と、黒の雪の結晶を纏うと、パワードスーツのデザインには変化が見られる。燕尾の様な長い裾とスカーフが風で靡いていた。

ギンセツオレンジ「ブライトグローブ!」

グローブと足に、白く曇る程の冷気を纏うと、キックとパンチを交互に繰り出した。氷の層がみるみるうちにEVILを拘束して苦しめる。