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リョウヘイ「ショー始まったね!」
ステージからMCの声が聞こえてくる。それに応えるオーディエンスの熱気は窓越しでも十分に伝わってきた。
コウジ「なんか、めっちゃワクワクするわー!」
音楽に合わせてコウジが躍り出すので、それにつられてダイスケやタツヤも同じように動き出す。その様子が非常に愉快なのか、一同の笑いが止まらない。
ビルの屋上
白い防寒着を着て、マフラーを巻いたマオは鳥のぬいぐるみを2つ手に持っていた。
マオ「良い時間になってきたな。」
空に向けてそれを掲げると、全身を羽毛で覆われ、大きな翼を持った2人の怪物が現れた。顔は猛禽類の様なくちばしで、金色の瞳をしている。半獣の様な物だろうか。
マオ「ディスドール”ツインクス”…スノーポリスで、しっかり楽しんでおいで。」
ツインクス「この双子にお任せを!!」
マオ「いってらっしゃい、スノーポリスを手に入れるんだ!」
冬の夜空の中、双子の鷹の怪物が飛び立った。
スノーポリス 市街地
スイートキュービックでは、年越しのライブを観ながら優雅に食事をしていた9人の姿が。
ダイスケ「まるで貴族だよ!これ、本当にタダでいいの?!」
ショウタ「まさに上級国民の遊び。」
リョウタ「知り合いに感謝しないとね。」
リョウヘイ「もう今年が終わるまで少しだね。」
ヒカル「色々あった一年だよ。」
タツヤ「まさか発電所を護る戦士になるなんて、誰も思わなかったでしょ。」
ショウタ「思うわけないよ、こんな漫画みたいな話。」
リョウヘイ「ほんとに。過去に飛ばされたりとか、他の国の戦士に出会ったりとか…」
コウジ「戸惑う事も多かったけど、俺は楽しかったで。」
ラウール「俺もだよ。素敵な仲間が出来たからね。」
レン「アンドロイドとして、生きる意味が分かったような気がする…」
タツヤ「6人から9人になって、よりスノーマンが元気になったと思うよ。」
ショウタ「来年はもう少し平和な一年になる事を祈るわ。」
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作者名：アドク | 作成日時：2020年12月31日 17時
