銀雪戦隊スノーマン -14- (ページ5)

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14th Snow　正義の騎士ページ5

スノーポリス雪氷発電所 15時

クリスマスが間近に迫る中、レン・コウジ・ラウールの3人は雪氷発電所が企画するクリスマスパーティーの設営の仕事に参加していた。

コウジ「スノーポリスのクリスマスって、凄いんやで!」

レン「クリスマス…どんな風に凄いの?」

コウジ「もうね、発電所だけじゃなくて街全体がクリスマス一色!!キラッキラしてんねん。エオノスとかレプリアはクリスマスってどう過ごすん?」

レン「どういうものかは知ってるけど、体験したことはない…」

コウジ「スマン、そうやったな。スノーポリスのクリスマス、ホンマに圧巻やから!!楽しいと思うよ～」

ラウール「レプリアは川を下る舟にも飾りをつけて、その上で歌を歌うのが古くからの伝統。」

コウジ「へえ～!それは初めて聞いたわ。」

ラウール「神殿から見える、クリスマスの夜の川はとっても綺麗なんだよ。レプリアの天の川なんていわれてる。」

レン「空以外にも天の川があるの?」

ラウール「例え話なんだけどね。天の川みたいに綺麗なんだよ。」

レン「いつか見てみたいね。」

コウジ「スノーポリスが平和になったらさ、みんなで遊びに行こうや!」

レン「いいね、それ。」

ヒカル「おーい、そこ終わったら、こっち手伝ってくれない?」

3人「はーい!!!」

ビルの地下室

ニール「ジンガ、充電期間はとうの昔に終わっているはずだ。何をのんびりしている?」

ジンガ「のんびりしてないよ。」

洋楽を聴きながら、本を片手に紅茶を啜っていた。

ニール「悠長に紅茶を啜ってる場合じゃないだろう。」

ジンガ「もう、ディスドールをスノーポリスに向かわせてある。」

ジンガの手には白い衣を纏う、天使のオーナメントが握られている。

ニール「天使?」

ジンガ「そうだよ。今年は良いクリスマスになるだろうね。良い感じに盛り上がってきた頃に、見物しに行くよ。」

中央制御室 17時半頃

タツヤ「もうすぐクリスマスかあ…」

書類を眺めながら頬杖をついて、温かい緑茶を飲んでいた。

ショウタ「どうしたんだよ、そんな暗い顔して。」

タツヤ「いつから恋人の日になったんだろうな…クリスマスってさ。」

ショウタ「彼女?」

タツヤ「そう。」

ショウタ「居ないの?」

タツヤ「そう。」