銀雪戦隊スノーマン -14- (ページ14)

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―素能玉雪「諦めるのはまだ早いすの!」

タツヤ「え?」

目を開けると、空に暗雲が立ち込め唸り声の様に雷鳴が響き渡る。

―素能玉雪「これはゲームすのよ、パープル。」

アンヴァー「何です?この天気は…」

ギンセツパープル「そうか…投げ出すなんて、かっこ悪いよな!…ブライトキャッチャー!」

アンヴァー「今更何をするつもりですか?貴方はもう、勝ち目などないのですよ。」

ギンセツパープル「それはどうだろうね。」

落ちながらも、ブライトキャッチャーを天に掲げる。すると、紫がかった稲妻が音を立てながらアームに落ちた。

アンヴァー「何なのですか…?!わっ…!」

バチバチとスパークするワイヤーがアンヴァーを締め上げ、拘束する。

ギンセツパープル「ゲームオーバーだ、アンヴァー!…ハイパーホールドショックサンダーボルト!」

トリガーを引くと、帯電していた高圧電流が一気にワイヤーに走った。

アンヴァー「ぎゃああああ…!」

断末魔の末に、大爆発を起こしてサナムと共に消滅した。パープルは爆風を受け、一気に落下スピードが速くなる。

ギンセツパープル「ダメだ、もう流石に助からないよ!!」

ギンセツグリーン「ブライトウェザーバトン!…今日の天気は曇り!空は厚い雲に覆われるでしょう。」

ブライトウェザーバトンからは大きな白い雲が発生した。

ギンセツグリーン「雲の上に落ちて!絶対大丈夫だから!!」

ギンセツイエロー「何かあったら、受け止めてやる!!」

ギンセツパープル「ホントかよ?!」

ギンセツブルー「信じろ、俺達を!」

ギンセツパープル「分かった!…うわあああ…!!」

ギンセツレッド「来るぞ、構えるんだ!」

ギンセツホワイト「神よ!どうか、パープルに救いの手を…!」

ボフっという、大きめだが柔らかい音を立て、白い雲の上に勢いよく顔から着地した。落ちた衝撃で軽く風が立つ。

ギンセツパープル「うぼぉっ…!」

ギンセツブラック「助かったね。」

ギンセツオレンジ「物凄い勢いで落ちてきたな…びっくりしたぁ…」

ギンセツピンク「安心するのはまだ早いかもしれない…」

ギンセツブラック「何だ?敵か?」