episode.ハチじゅうご ページ35
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｢お風呂あがりましたー…｣
廊下の冷たさが、ひんやりと足の裏に伝わって。
辿り着くはリビング。
｢りょーかい。
じゃあゆっくりしてて。寝てもいいし｣
そう告げて、米津さんは部屋を出ていく。
……大きな背中…。背が高いから当たり前か。
ボーッと突っ立っていても時間が勿体無い。
…電話しようかな。今どこに居るんだろう。
｢えっと…番号は紙でもらったから…｣
メモ用紙の番号通り、数字を押す。
するとさながら、ハチが足元に擦り寄ってきた。
｢後で遊んであげるからね｣
そう言い終わった途端、電話が繋がる。
『…はい……誰っすか…』
｢あ、えと、私です!!Aです…!!｣
『ああ…Aさん。
すみません…就寝してましたので…』
ふわぁ…と欠伸をする黒蘭は、
本当に寝起きのようだった。
帰ってたのか…そして寝てたのか…!!
｢ご、ごめんなさい…!
また明日かけ直します…!!｣
慌てるように言えば、
｢あはは｣と笑い声が聞こえる。
『いえ、いいですよ。折角かけてくださったんですし、お話しましょう。
…何か、相談事でもあるんじゃないんですか?』
｢相談事、というか…なんというか……｣
『それとも、報告ですか?
言えませんでした、っていう…』
図星なので、
電話なのにも関わらずギクリと肩を揺らす。
｢何で分かったんですか…!?｣
『あら、言えなかったんですか。
一言でも言えば、落ちる所まで来てるのに……』
｢お、おちる…?｣
『あ、いえ、お気になさらず。
ということは、
向こうからも言わなかったんですね…。
……全く…第三者の方が焦れったくなりますね』
呆れたような、それでいて優しく、
黒蘭は笑っていた。
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ぽち - 更新ありがとうございます(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2019年9月23日 19時) (
レス) id: d5f649f093 (このIDを非表示/違反報告)
碧穂(??)(プロフ) - ぽちさん» コメントありがとうございます！更新が度々遅くなってしまい、申し訳ございません…。゜(´∩ω∩｀)゜。ご期待に応えられるよう頑張っていきますので、これからもお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年8月7日 23時) (レス) id: deb8b25063 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち - 更新、待ってました！嬉しいです！ありがとうございます(*^^*)これからも応援してます！ (2019年8月7日 21時) (レス) id: d5f649f093 (このIDを非表示/違反報告)
碧穂(??)(プロフ) - ぽちさん» 再びコメントありがとうございます！いえいえ、お気になさらず！これからもaventure.をお楽しみいただけますと幸いです。 (2019年7月9日 18時) (レス) id: deb8b25063 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち - こんばんは。この作品、本当に好きなんですが、ちょっと訳があってお気に入り登録できないんです…ごめんなさい。でも、星はたくさんつけて投票しました！登録できなくてごめんなさいm(_ _;)m (2019年7月6日 21時) (レス) id: d5f649f093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔月α・碧穂 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/adoa59721/
作成日時：2019年4月3日 21時
