▼重 力とやりてえのはどっちだ ページ10
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「中原幹部____________御足労ご苦労様です」
「派手だなオイ。転がってんのはPの連中か？」
「はい。我々の仕事を何者かに先を越されたようです」
港付近の倉庫内は転がる死体の血で真っ赤に染まっていた。潮風が吹き抜けるたびに鉄臭い匂いがする中___________中原は平然と死体を観察し始める。
「所々貫通したような跡とギタギタに斬り刻まれた身体_______あーこりゃ
「身内と云いますと……？」
「この人数にこんだけ傷作れんのは芥川かAだろうよ」
直後______________カタン、と音がしたので
構成員は一斉に銃を向ける。が、現れた人物は中原の云う
『あ 中也くんやっと来た』
「やっと来た じゃねえよなに人の仕事場荒らしてんだ手前！」
『まず言い訳聞いてよ』
「ちょっとは否定しろよ……」
赤い液体で浸された地面を歩くA。その度にピチャピチャと音がした。
『龍之介君と別れて中也君との合流場所に行く途中この人達にストーカーされたから誘い込んで片付けた』
「は？お前芥川の野郎とデキてんのか？」
『その別れるじゃなくて』
「_______拷問する予定は如何したよ」
『この人達は異能力者じゃないよ。組織Pに雇われた軍人』
「___________つうことはよ
仕事はまだ終わってねえってことでイイんだなァ？」
『うんっ』
______________入り口に立った二人の男女。
「損失は大きいが軍人なぞまた集めればいい」
「ええ、それに彼等のお陰でお馬鹿なマフィアが袋の鼠よ」
____________しかし中原中也の
「如何したマフィア。何故一言も話さない」
「手前等とお喋りしてェのは山々だが__________
俺の可愛い部下は割とせっかちなんだ」
「______________何ッ！？」
女の背後から突き刺さる薄紫色をした何本もの紐__________一気に抜けると血が飛沫し、男の身体にもベッタリと付着する。
「さァ、残りはお前一人なワケだが如何するよ？
大人しく捕まるかそれとも____________重力と闘うか」
『中也くん、勿論後者だって云ってるよ』
「ち…ちがっ……！」
「俺の可愛い部下がそう云うんなら間違いねぇよなぁ」
ドス。
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オボエル(プロフ) - tomo☆さん» 詳しくはヘルプをご覧下さい (2016年11月21日 18時) (
レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
tomo☆ - わかりにくくてすみません。小説のタイトルです。 (2016年11月19日 16時) (レス) id: da2441fb80 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - tomo☆さん» どのタイトルですか？ (2016年11月17日 1時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
tomo☆ - タイトルってどうやったら変換できるンですか( ；∀；) (2016年11月16日 19時) (レス) id: da2441fb80 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - セルヴェンテさん» いえ、シビアなコメントこそ成長の糧です。ありがとうございます。 (2016年11月12日 22時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オボエル
| 作成日時：2016年11月8日 14時
