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▼兄 妹 ページ18

.



_______ボスは呆気なく 太宰治と中原中也によって撃破されていた。


『中也くん遅くなった』

「おう 下は片付いたか?」

『うん。龍之介君と二人で終わらせた』

「Aちゃーーーんっ!」

「あ コラ太宰!!」


ダッシュでAに抱き着いた太宰はほんの少し覚悟していた。何らかの攻撃を受けるだろうと。
_______しかし。
あの日の会談のように銃口を向けられることはなく_______Aは笑っていた。


『裏切り者』

「うん、そうだね」

『治くんなんか……治くんなんか!』

「離しやがれ太宰!Aが泣いてんだろ!!」

『私も連れて行って欲しかった……!兄妹なのに_______っ』


強く あなたのコートを握ると昔と同じ、優しい手が頭を撫でる。


兄妹だから(・・・・・)だよ。私は私の判断で勝手に君を巻き込みたく無かった______________私が居なくなって寂しかったかい」

『______________うん』


_______ふと、太宰は真顔で中原の方を向いた。
何年振りかの素直なAに心を鷲掴みにされたからだ。


「_______中也」

「あ?」

「Aを貰って帰ってもいいかい」

「良いワケねェだろ!!!誰の部下か判ってんのかコラ!」

『ふふっ………あーあ』


_______チャキ、
太宰の腹に硬い何かが当たる。


そう云うワケだから(・・・・・・・・・)……
______________そろそろ帰るね 治くん』

「ちょっと中也くーん。私の可愛いAにどんな教育してるのぉ?こんな物騒な子じゃなかったのだけど」

太宰を見たら撃て(・・・・・・・・)って云ってるに決まってんだろ!___________帰んぞA」


銃をしまい、Aは太宰から離れる

『次は撃つからね』

_______心に溜めていた物が無くなったその顔は笑っていた。





「覚悟しておくよ、兄妹(・・)




______________背を向けたA、見送る太宰。



「そうだA
_______今度 ウヰスキーでも飲みに行こう。是迄のお詫びに奢るよ」

『いいね。でも治くん 私_____________』



足を止め、振り返るA。



『ウヰスキーはまだ飲めない』







.FIN

◎ -1番外編→←▼僕 は知っている



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 芥川龍之介 , 太宰治   
作品ジャンル:アニメ
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オボエル(プロフ) - tomo☆さん» 詳しくはヘルプをご覧下さい (2016年11月21日 18時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
tomo☆ - わかりにくくてすみません。小説のタイトルです。 (2016年11月19日 16時) (レス) id: da2441fb80 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - tomo☆さん» どのタイトルですか? (2016年11月17日 1時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
tomo☆ - タイトルってどうやったら変換できるンですか( ;∀;) (2016年11月16日 19時) (レス) id: da2441fb80 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - セルヴェンテさん» いえ、シビアなコメントこそ成長の糧です。ありがとうございます。 (2016年11月12日 22時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オボエル | 作成日時:2016年11月8日 14時

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