▼俺 の部下だ ページ12
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「それにしてもこうして二人で歩くのは本当に久し振りだ」
Aを送る最中の太宰は
「今だから云うけど私が組織を抜けた時
Aなら殺しにくるんじゃないかと思っていた」
『(!……)
何故?さすがに私だって
「はは______________全く君には敵わないな」
太宰の膝辺りまで高さがある煉瓦の一本道_______
飛び乗ってバランスをとりながら歩くAに太宰が手を差し出すとAも自然にその手を取る。
夕焼けが二人の差を照らすと、長い影が伸びる。こんな穏やかな時間が続けばいいのにと太宰が思ったその時______________
「よォ 馬鹿
「げっ……ぅわ!うわ!」
「良い顔すんじゃねえか!来た甲斐があったぜ」
『中也くん?』
太宰の手が咄嗟に離れたので、異能力の紐を地面に突き立てて煉瓦から降りたA。
「だいたい手前はなに人の部下の手ェ繋いでニタニタしてんだよ!」
「そもそも急に現れて勝手に嫉妬されても困るのだけど?私とAの邪魔しないでほしいね」
Aは背後からビッタリ太宰に張り付かれたままでも顔色一つ変えず中原に問う。
『何かあった?』
「黒蜥蜴がやられた。広津が一瞬乗っ取られて部下が何人か大怪我だ」
「おやおやもうボスのお出ましか」
『乗っ取りを途中で放棄したの?』
「みてぇだ。一旦戻るぞ」
『判った。またね、治くん』
「中也はイイけどAは乗っ取られるんじゃないよ」
「なぁ太宰」
中原はAを引き寄せる。
「______________今は
「えっ!可哀想!」
「最低だなお前!覚えとけよ!!
懐かしいのに壁がある、そんな感覚
私はまた諦める
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オボエル(プロフ) - tomo☆さん» 詳しくはヘルプをご覧下さい (2016年11月21日 18時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
tomo☆ - わかりにくくてすみません。小説のタイトルです。 (2016年11月19日 16時) (レス) id: da2441fb80 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - tomo☆さん» どのタイトルですか? (2016年11月17日 1時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
tomo☆ - タイトルってどうやったら変換できるンですか( ;∀;) (2016年11月16日 19時) (レス) id: da2441fb80 (このIDを非表示/違反報告)
オボエル(プロフ) - セルヴェンテさん» いえ、シビアなコメントこそ成長の糧です。ありがとうございます。 (2016年11月12日 22時) (レス) id: 39e3fe5643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オボエル | 作成日時:2016年11月8日 14時