尾関光希の彼女は北沢一家【もみ消して冬】

＊16＊ ページ17

＿＿＿＿数分後



兄さん達の話し合いは続いた。兄さんがそろそろ折れるかなと思った時。



秀作「じゃ、僕にチャンスをください。」



「「『チャンス？』」」



意味のわからないことを言った。



秀作「相手の女性を説得します！」



知晶「あんたにそんなこと出来るわけないでしょ。」




『正論、、、。』



もしかして、兄さんがじゃなくて。なわけね。



秀作「職場に説得のプロがいるんです。」




博文「説得のプロ？」




秀作「この前、立てこもり事件があったの覚えてる？

リストラでやけになった男が子供を人質に立てこもった事件。


犯人の説得に応じて人質も無傷で救出できたって聞いてる。



その犯人を、説得したのが、僕の可愛がっている後輩なんだよ！！」




『、、、！！』



博文「どうした？」



『いや、何でもない。』



やはり、兄さんには、説得は無理だし、少しは感づいていた。


だって、事件の話をしだした時から予想してたもん。前に、




＿＿＿＿先日



＼ピロン／



『ん？、、、。』



【光希】今回も事件解決！！



【光希】写真を送りました。



そこには、仕事終わりの愛しい彼の輝く笑顔が写っていた。



＿＿＿現在




博文「ということは、お前がその、説得のプロに説得の仕方を聞いて、島畑富士子を説得するのか？」




秀作「そういうこと！」



博文「いいか？そいつに、父さんのこと、絶対ばらすなよ！！」



『あ、それなら、大丈夫。』



私は、勝負に出ようとしていた。

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