尾関光希の彼女は北沢一家【もみ消して冬】

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晩御飯を食べ終わり、父さんが先に部屋を出たのを確認して私達は、秀作兄さんの部屋に向かった。





兄さんは、デスクの椅子に、姉さんと私はソファーに座りふたりで一つのブランケットにくるまった。




先に口を開いたのは、兄さんだった。




博文「残念なお知らせだ。父さんのケータイに新たな写真が送られてきた。」




知晶「2枚で20000000円」





『まぁ、兄さんが想像していた甘い女じゃないってことは確かだね。』



そう言うと秀作兄さんは、さらに縮こまった。



秀作「でも、まだ、そうといいきれる訳では無いと思うけど」



知晶「過去に金銭問題で裁判を起こされている。和解になってるけど。」




博文「やっぱり、そうなのか」



『あと、通っているスポーツジムに、男がいる。あぁ、思い出すだけで気持ち悪い！！！』




秀作「えぇ！？いや、言い過ぎだよA。」




『、、、。』




私は、無言の圧をかけた。





秀作「、、、ごめん。」




博文「これで、分かったろ秀作。父さんの二十年ぶりの純愛が、踏みにじみられたんだぞ。」




秀作「だとしたらもう、これ恐喝未遂だよね。被害届出した方がいいんじゃない？」




博文「ふざけるな。事件沙汰になったらすぐ、世間は嗅ぎつける。今回の件は、絶対外に漏らしてはならない。」




秀作「どうして？」



分かっていない兄さんに2発。


『兄さん、それは一番あなたが分かっていることでしょ？』



博文「損をするのは私達家族だ。」

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