尾関光希の彼女は北沢一家【もみ消して冬】

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今日は、予定日の中の予定時間が早い人がいたから急いで病院に向かった。




分娩が終わってからも、何人もの妊婦さんや赤ちゃんの定期検診を見て、気付いたら、お昼の時間になっていた。




家の事情なので、院内の兄さんの部屋へといった。




＿＿＿＿ｺﾝｺﾝ




『兄さん、入るよ？』




中に入るとうーんと手を顎に当てて考える兄さんがいた。




兄さんの目の前にある机には、一つの作業着があった。




『兄さん、それは？』



博文「あ、これか？実はな、、、」




兄さんは、今度その、高畑富士子が、検診に来るらしいから、私に診察してもらうと話し、





博文「その間、秀作に、画像を消去してもらう。｣




『で、これを秀作兄さんが着るの？』




博文「あぁ、そうだ。検診してる時は、出来るだけ長くしろよ。」




『分かってる。』




このまま、島畑富士子にガツンと言ってやろうか。




そう思っていたら




博文「お前は、父さんのことは知らないフリしとけ。相手は、一応、お前のことも知っているから。」




『なんで、分かったの？まぁ、いいわ。ただ、秀作兄さんがちゃんと戻すまで出来るかどうかだよ。』




あの兄さんは、絶対なにかやらかす。私はその予感がした。





博文「あぁ、あとな、知晶がスポーツジムについてこいって」




『分かった。場所や時間は、私から連絡しとく。兄さんは、秀作兄さんの説得宜しくね。』




博文「あいつは、簡単だ。」




A【兄さんから聞いたよ。】



知晶【分かった。夕方、6時頃、病院の近くのスポーツジムだから。】




A【おっけー。】

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