story19【佐々木鴎外】 ページ20
[〈鴎外遅い。/!!!!〉]
「お前ら飛べるから良いよなぁ!?」
息を切らしながら鴎外はエリスとクロウに近づいた。
鴎外達は仲間と合流すべく、光が目撃された処へ行こうとしていた。
だが、なんと不運な事か、交通機関類が撃沈しており、目的地まで歩く始末となった。
ハァ、ハァ、と肩で息をしながら鴎外は呟く。
「最近全然運動してなかったのが運の尽きか。」
そんな鴎外を蔑んだ目でちらりとクロウが見る。
〈読書ばっかりしてるのが悪いでしょう。まだ45kmしか進んでないよ。〉
「この年でそこまで休みなしで進んだおじさんを誰か褒めて................?」
鴎外は髪をかきあげ、ぐしゃぐしゃと頭を掻いた。
その額には汗が浮かんでいるものの、表情はいたって平凡だ。
平凡と言っても目の下に濃い隈があり、ただのニートに見える。
[鴎外ー!?クロウー!?遅いわよー!!!!]
遠くでエリスが叫ぶ。
エリスとクロウはふよふよと浮いており、全く疲れている気配もない。
〈待ってエリス!!!!今行く!!!!ほら、行くよ鴎外。〉
呆れながらクロウは鴎外に手を差し出す。
鴎外は手を掴みながら、
「もうやだ。おじさん体力ある方だけどこの距離辛いよ〜」
と呟いた。
「そういや、あの子達は元気かなぁ?」
鴎外は懐かしむ様に目を細めた。
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零(プロフ) - 更新終了致しました (2018年3月30日 7時) (レス) id: 481c4bde27 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 更新をさせて頂きます (2018年3月30日 6時) (レス) id: 481c4bde27 (このIDを非表示/違反報告)
赤城丸(プロフ) - プルポリーさん» いえ、多分大丈夫です。お疲れ様でした。 (2018年3月19日 14時) (レス) id: 06c4c5d35d (このIDを非表示/違反報告)
プルポリー(プロフ) - 本当にごめんなさい、、、もし、1ヶ月で占ツクを辞めることが出来ずに迷ってたら、もしかしたら、戻るかも知れませんがその時はよろしくお願いします、、一緒に合作した事は楽しませてもらいました!ありがとうございます (2018年3月19日 11時) (レス) id: c6282bb7de (このIDを非表示/違反報告)
プルポリー(プロフ) - 赤城丸さんその他参加者さん、参加したのですが、これから先新学期となり占ツクを辞めたいと思ってます、、、本当に自分勝手で許される行為じゃないのだと思っています本当にすみません、、勝手にキャラクターは動かすのを皆さんにお願いしたいです (2018年3月19日 11時) (レス) id: c6282bb7de (このIDを非表示/違反報告)
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