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コミュ障少女とママ ページ19

「...え......ねぇ!」

『...んん?』


肩を揺さぶられているのを感じて、意識が浮上してきた。何度か瞬きをして視界をはっきりさせる。上半身を起こしてから、未だ音楽が鳴り続けているヘッドフォンを取り、手の甲で目を擦った。


「あ!ダメだよ擦ったら!!充血するよ!?」

『はーい...ん?』


思わず返事をしてしまった謎の声に、動きが固まる私。ぎぎぎ、と油の切れたロボットのように首を回して声のする方を見る。そこには眼帯の青年がいた。
...ちょうど、私の目の前に。


「温かいタオルでも持ってこようか?」

『うわぁ!?』


再び布団に舞い戻った私の頭。ゴンッという音と共に走る激痛に、頭を抱えて震える。
...そうだった、今の私はトリオン体では無く、生身なのだ...そりゃあ痛いはずだ。


「だ、大丈夫!?」

『..うぇ?』


涙目になりながらも顔を上げる。心配そうにこちらを覗き込んできている眼帯の青年...名を燭台切と言ったか?その人がいた。私は頷いて無事を知らせる。


『...大丈夫』

「はぁ...だったら良かった」


胸を押さえて深い安堵の息を吐いた燭台切。よく見れば黒色のエプロンをしていた。
そのせいだろうか?お母さんに見えたのは...


「ん?どうかしたの?」

『...何にも』


こてんと首を傾げている彼に私は首を振った。あざとい...あざといぞ貴様...


『...で?何かよう?』

「ああ、夕御飯が出来たから呼びに来たんだ」


訝しげに聞いてしまったクソみたいな私に、燭台切はニコッと笑い掛けて返してくれた。彼が神様に見えた瞬間だった。(実際に神様だが)
私はお礼を言うために口を開く...


『...余計なお世話なんだけど』


鶴丸〜ここに完全なる悪がいるよ〜しかも極悪だよ〜その自慢の刃で斬っちゃって〜と言うか今すぐに斬ってくれ頼むから(T_T)
このどうしようもない私のクソみたいな人生を終わらせてくれ...切実に...!


「うん、僕が好きでやったことだからさ...気にしないで!!」


こ こ に 女 神 が い た

あぁ...逆光が眩しいよ...私の心の穢れが浄化されていくよ...


「さ、行こうか?」

『...うん』


彼になら素直になれる...成らざるを得ないと思った...わりとマジで。
フードを被り、私は部屋から足を出した。

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マンゴータルト - 四方さん» すみません!意図的にロックを掛けてます!!続きが書け次第、外すのでそれまでお待ちください!! (2016年10月22日 13時) (レス) id: c00500378b (このIDを非表示/違反報告)
四方(プロフ) - マンゴータルトさん コミュ障とブラック本丸は紙一重続きが、ロックされていて読めないのですが………。 差し支えなければパスワード教えてもらえますか? (2016年10月22日 11時) (レス) id: a45b5ffb69 (このIDを非表示/違反報告)
琴乃(プロフ) - オチは、2希望です。 (2016年10月15日 9時) (レス) id: 1a1a007ba2 (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - 初めまして!オチは3がいいです。応援しています!頑張って下さい! (2016年10月13日 19時) (レス) id: 5c8f3d365b (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃 - オチは2が希望です!宜しくお願いします!! (2016年10月11日 19時) (レス) id: 22f537c9a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マンゴータルト | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月11日 0時

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