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私の隣にはいつもヒコがいた
そして、山内君、関田君がいた
所謂イツメンであり歳も同じだから
互いにタメで話してたし、名前もあだ名で呼び合っていた
関「A〜、おはよう…」
噂をすれば関田君だ
『おはよう〜。今日はOFFの日?』
関「うん。美桜さんOFFにしたらしいよ」
『美桜姉ちゃんが?』
そうだった。私の姉はどっちもバレーボールに携わってる
優奈姉ちゃんはモデナのコーチを退任し、日本に戻り今季からパナソニックパンサーズのコーチとしてお仕事をする
関「本当に凄すぎるよなぁ〜」
関田君が言ってるのは、二人目の姉美桜姉ちゃんのこと。
美桜姉ちゃんは先月に現役引退し、日本の主砲にしてエースはコートから立ち去った
そして現在。龍神NIPPONのアナリストとしてバレーボール界を引っ張っている
関「Aはどうなんだよ」
『私は…』
関「うん。お前のこと」
『特に。平気だよ』
回りからは新島三姉妹と呼ばれ、二人の姉と私。いつもこんな感じだった
『やっぱ、二人には負けちゃうな〜』
だってそうなんだもん
じぶんには持ってないモノまで持ってる
そんな二人の姉が羨ましかった
関「大丈夫だから。まじで」
『根拠ないなぁー』
関田君は優しい顔して
関「俺はAを信じてる」
と言ってくれた
少しだけどカッコいいなと思った
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作者名:檸檬の蜂蜜漬け | 作成日時:2021年8月16日 17時