【検証】SnowManのブラザービート2週間で覚えられるか【無謀】 (ページ18)

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めっちゃ好き！ページ18

ダンス下手がSnowManのブラザービート踊れるかというこの企画は、コラボ相手のインパクトが絶大だったこと。
更に加えて私達は知らなかったのだけれど、最後のダンス披露ではサプライズでSnowManも参加するという豪華さで結果大バズりした。
コメントも「このチャンネルでSnowMan踊ってる！」「あの二人がそれなりに踊れてる、SnowManの力凄い」などなど、まぁ概ね温かい反響が多かった。
なんとか無事に企画をやり終えて肩の荷が降りたけど、それと共に胸に去来するのはもう向井さんに会えなくなるという思いだった。

あれから岡崎へ戻り１ヶ月半ほどが経つ。
時は過ぎてもどこかまだあの企画を引きずる私はあの日から上の空だ。
ふと最終日にあった出来事を思い出す…

SnowManメンバーへ最後、感謝を伝えたところでいよいよお別れの時。
少し後ろ髪引かれる思いを抱きながら私は東海メンバーとスタジオを後にし、玄関を出たくらいのところでだった。
あのハスキーボイスに名前を呼ばれ、慌てて振り返る。

「Aさん！」
「向井さん？」
「A、俺達先に行ってるわ」
「あ、うん」
「良かったぁ、間に合ったぁ」
「向井さん、どうしました？」
「このまま別れたら後悔する思って…」

私の目の前に立つ向井さんの表情は、なんだか今まで見たことがないくらいに真剣で。
心臓が一気にドキドキしてくる。

「Aさん」
「はい」
「俺、Aさんのことめっちゃ大好きです。良かったら、俺と付き合ってもらえませんか？」
「…え？」

まさかこんなにどストレートに告白されるなんて思ってもいなかった…
向井さんの気持ちは素直に嬉しい。
だけどお互いの立場を思うと、どう答えるのが正解なのか分からない…

「いきなりこんなこと言うてすみません。せやけどこのままAさんのこと何も言わんと諦めたくないです。あの、今すぐ返事しなくてもええですから。考えてみてください、俺のこと」
「はい、分かりました…」
「まずは俺のこともっとよく知って欲しいので、これからも連絡取ってええですか？」
「え、あ、は、はい」
「やったぁー！じゃあ連絡先交換しましょ？」
「はい…」

それからというもの、向井さんとは結構な頻度で連絡を取り合っている。
私が上京した時には何回か食事にも行った。
返事はまだ保留にしてるし曖昧な関係になってしまっているけど、これからどうしていったらいいのやら…