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第34話エンデヴァーの元サイドキック〈ナルミ目線〉 ページ38
ナルミ｢ふー…こんなものかしら｣
私は書類を整理していた
ナルミ｢……あらこれ…っ！！｣
エンデヴァーに関する資料を見て思わず固まってしまう
ナルミ｢……もう相棒でもなんでもないのに…馬鹿ねぇ私｣
それは、はるか昔のこと
ナルミ｢エンデヴァー…そっちにヴィランが行ったわ｣
エン〔了解した〕
トランシーバーで連絡を取り合う
ナルミ｢今回のヴィランちょっと厄介ね｣
エン〔ふんこの俺が倒してやる〕
ナルミ｢油断するんじゃないの"轟炎司"｣
エン〔
見江｢はぁ…｣
かつて私たちは相棒と呼べる仲であった
でも…あの日を境に私はサイドキックをやめた
"轟燈矢の死亡が原因"で
何故あの子を止められなかったのか何故あの子の心を読めなかったのか何故何故何故
"今でも後悔しているあの子を救えなかったことを"
エン｢
見江｢"エンデヴァーもうその名で呼ばないで"｣
"私にはその資格はない"可愛がっていた子供1人守れずなにがサイドキックか
見江｢私の名はナルミ…"
エン｢"見江"！！！｣
もうあそこには戻らない、"エンデヴァーのサイドキック失格な私にはもう…"
……
ナルミ｢……｣
"エンデヴァーとあの子たちに会いたいなんて…"
"燈矢くんを守りきれなかった癖に"
"その資格はないのに"
ナルミ｢馬鹿な私｣
資料を拾い元の場所に戻す私であった…それをハッカーが見ていたとは知らずに
ハッ｢エンデヴァー…｣
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作者名：黒白 | 作成日時：2021年10月12日 7時
