第22話報酬 ページ24
こん｢報酬の品が届きました！｣
『やっとか』
こん｢あのーこれをご覧下さい｣
『…ん？』
小判箱の山と資材の山の中に一振の刀があった
『……"一文字則宗"か』
山｢則宗…殿か｣
切長｢則宗さん？｣
『……顕現した方が早そうだな』
そういって顕現させた
｢僕は一文字則宗。一文字派の祖で……まぁ、自分で言うのもなんだが隠居のじじぃだな。縁あってここに顕現させてもらったよ｣
『どんな縁だよ』
則宗｢だがその前に……本丸を見て回っていいかい｣
『どうぞ』
……
則宗｢確認した…その上で言わせて欲しい｣
頭を下げる則宗
『お、おい』
則宗｢ありがとう…山鳥毛と長義を助けてくれて｣
『…頭を上げろ則宗』
則宗｢……そうか…なるほど｣
頭を上げるとなにか納得した表情の則宗
『なんだよ』
則宗｢君も"訳あり"のようだ｣
『……悪いか』
則宗｢……"優し過ぎるな…"｣
『……』
則宗｢これは僕の勘だが…君…人間にも同族の吸血鬼にも"嫌われてるね"｣
『ああ…そうだよく分かったな』
こん｢……え｣
鬼丸｢……嫌われてる？｣
長曽｢どういう…ことだ｣
則宗｢やはり｣
山｢どういう…ことだ…主｣
『どうもなにも嫌われてるのさ…』
則宗｢稀にいるのさ主のような"嫌われ者"が｣
吸血鬼というだけで嫌われ、同族からの吸血鬼からは生まれつき異常だというだけで"嫌われる居場所のない吸血鬼"
則宗｢……"何故人間好きでいられる"｣
『さぁ…嫌いになれねぇんだよなぁ』
"どんな扱いされても嫌いになれないどんな醜い姿を見ても好きでいられる"
『イカれてるだろ俺』
"どんなに自身が傷ついても嫌いになれない"
『まあなんだよろしくな則宗』
則宗｢(この審神者…"危ういな")ああ…よろしく頼む｣
''いつか壊れてしまうのではないか"とそう思う則宗であった
……
A
どんなに嫌われてもどんなに傷ついても好きでいられる、危ない橋を渡っている男
鬼丸国綱
そうか…そうなのか…なら俺が支えになろう
一文字則宗
いつか君が傷つかない日を願う
平野藤四郎
傷つかないよう傍に居る
大典太光世
あんたは…信じているからか人間を…
山鳥毛
主…いや小鳥！
長曽祢虎徹
そうか…そうか…どこか悲しそうな顔をして
山姥切長義、山姥切国広
辛い…
大包平
もう攻撃しない、お前の為に尽くそう
同田貫正国、御手杵
そんな主の役に立ちたい
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (5月6日 8時) (
レス) @page35 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
黒白(プロフ) - シディアさん» コメントありがとうございます！アイディアが思いつき次第やります (2021年10月15日 23時) (レス) id: 9c8e81da42 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - 続き待ってます。 (2021年10月15日 23時) (レス) @page35 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒白 | 作成日時：2021年7月24日 11時
