第25話反省中な鬼丸さん！ ページ27
「金剪の長」に戦いを挑んで散る覚悟を決めたサブノック。「魔王が一番かっこいいから目指した」荒削りだけど自分の意志に従ったことに後悔はない･･･
と、その時サブノックを庇うように鬼丸さんが現れた！！そしてそのままサブノックの上にドーンと落ちた
自分が落ちてきたのにサブノックの心配をする鬼丸さん、さすがお人好し…しかし「なぜここに？」とサブノックが困惑するのも無理はない。サブノックが襲われそうなのを「上から見て」居ても立ってもいられず飛び出したと言う。上って…？
気づいて振り返った瞬間、長がぬぅっと2人の頭上に近づいてきた！！やばい襲われる…と思ったが、鬼丸さんの目の前で長の手がピタっと止まった。そして鬼丸さんがケガを治して喜び背中に鬼丸さんを乗せた怪鳥が長に近づいて行った。「あれは･･･長のヒナか」えっ！そうだったの！？図らずも鬼丸さんが助けた怪鳥は「金剪の長」の子供で、その子供が心配で長の気が立っていたようです。
何にせよ長の動きが落ち着いたしチャンスだ、とサブノックは思った。が、すかさず鬼丸さんが「長！子の足はもう大丈夫だ！俺たち何もしない！」と微笑みながらに話しかけた。魔獣は倒してこそ、としか思っていなかったサブノックは困惑サブノックの斧をじっと見つめる長に気付いて「それ置け早く」と鬼丸さんはサブノックをけしかける。渋々斧を置いて両手を挙げる2人。長とヒナが顔を見合わせる。そして･･･
2人の前に長親子が頭を垂れた…
「助けてくれてありがとう」の気持ちでしょう。これが「特待生(おにまる)」という生徒…
そして何とか「飛行レース」は終了。これより位階(ランク)発表！レース状況を監視考察していた「位階袋鳥(ランクふくろう)」という魔界ならではの鳥のおなかの袋に手を入れると「ランクバッジ」というバッジを授けてくれるのだとか。鬼丸さんとサブノック以外は随分前にゴールしていたらしく、順番に並んで待っている。鬼丸さんとサブノックは「ビリ」の札がついた柵に入れられ「最下位(クズ)どもは最後な。見せしめだ、せいぜい笑われたり小石をぶつけられたりしろ。」とやっぱり先生らしからぬこと言ってるカルエゴ先生。
サブノックは「もう約束破りません」鬼丸さんは「反省中」ってあるけど･･･鬼丸さんは何を反省するんだ？
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作者名：黒白 | 作成日時：2023年3月21日 16時
