心操人使の双子の兄貴は召喚士【ヒロアカ、男主】 (ページ2)

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プロローグ:似てない双子ページ2

心操Aは心操人使の双子の兄だが"似ていない"その事でよくイジられることが多かったそれが嫌だった。

「似てないなお前ら！」

『うるせぇ。』

ケラケラ笑う奴らを睨むと逃げ出す、最初っから言わなければいいのにと思うAの後ろからやって来たのは双子の弟人使だ。

人使「兄ちゃん。帰ろ。」

『ああ。』

いつも通り手を繋ぎ一緒に帰る。別に友達がいなくてもいい弟さえいればいいのだと。個性が発覚しても変わらなかった。弟人使も兄を追いかけることをやめなかった。

「召喚ってあの召喚だろどんなの召喚出来るんだよ。」

『知らん。』

「お前の弟洗脳だろ。」

「怖いヴィランみたい。」

『"あっそ"じゃあ俺に近づくな。』

「え。」

『人使帰るぞ。』

取り巻きたちを振りほどいて人使の手を握る。人使はそれがなによりも嬉しかった。あいつらより自分を選んでくれたのが。

人使「お兄ちゃん…いいの？」

『人使といる方がいい。』

人使「……」

人使とAは一緒にいた。人使にとって兄は偉大であった。Aは小さい頃から優等生で個性も素晴らしいものであった。だから納得出来る兄の周りに人が集まるのは自然な事だと。

『人使。』

人使「お兄ちゃん？」

『"このままでいいのか"？』

人使「……え。」

『"お兄ちゃんの隣に立ちたくはないのか"？』

人使「……立ちたいでも…」

『なら兄ちゃんが鍛えてやる。』