第4話王は子供好き ページ6
『真希と真依という子は知ってるか』
直毘人「……あの双子か」
『……何故いじめられていた』
直毘人「……真希は"呪力が低い"からだ」
『それで真依もいじめられていたと?』
直毘人「そうなってしまう…な」
『ふ…ふははははははは!!!なんだその腐った精神は!!!下らぬ!!!下らぬ理由で子をいじめるなんぞ言語道断!!!』
直毘人「……」
返す言葉もない直毘人
『……これでは良い子達が腐ってしまうなんと悲しいことか』
直毘人「……お前は何者だ」
『……そうさな"王と呼ばれていた悲しい呪霊"…とでも言っておこう』
直毘人「……」
『"あの子たちは貰っていくぞついでに呪具や呪物もだ"』
直毘人「……背に腹はかえられん」
『失礼するよ』
玉座を仕舞い立ち上がるすると
「おい呪霊!!」
『……おや』
直毘人「直哉!」
直哉「何しに来た!」
『……"弱いな"』
直哉「っ?!」
『君弱いはっきり言おう…"我には勝てんというか傷一つ付けられんぞ?"』
呪力を発すると
直哉「(う、"動けない"…?!)」
初めて味わう"恐怖"
『ふむ…終わったか?』
王傑「終わったよ」
道満「終わりましたな」
呪具と呪物を持っている道満と王傑
『では戻ろうか』
直哉「待て!」
『……"我と戦うのなら強くなることだ"…では失礼』
直哉「くっそぉぉぉぉ!!!」
直毘人「(手も足も出なかった…あの呪霊…要注意だな)」
禪院家はもうボロボロであったなんとか持ち堪えたようだが他の御三家から呪霊に襲われた哀れな禪院家として認識されるようになった…というか事の次第によっては他の御三家も襲われるぞ"普通に"
『我は子供好きだからな、ハッハッハ』
真希と真依を連れ城へと帰ったのだ
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作者名:黒白 | 作成日時:2022年6月14日 5時