顔はそっくりであるが正真正銘赤の他人である【男主】 (ページ22)

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第16話GPS ページ22

『なぁ悟よ』

悟｢なーにA｣

『これ…普通の眼帯だよな？』

悟｢普通の眼帯だよ｣

『…少し重いんだが』

悟｢ちっ…気の所為じゃない？｣

『いま舌打ちしたよな？なにかこれに着いてるってことだよな？』

悟｢……Aってそういうところ鋭いよね～｣

ほっぺを膨らませる悟

拗ねたな悟…

『つーことはだ…』

確認してみると

『GPS…だと…』

小さなGPSがはいってた

悟｢そうGPSつけてみました～♡｣

『ましたじゃねぇよ！』

悟｢だってだってAいつでも高専にいないから｣

『からといってGPSつけていいもんじゃねぇよなぁ…』

悟｢あ、そうだ眼帯がダメなら携帯…｣

『やめろ本当やめろ』

居場所把握されるなんて胃が痛くなるわ

悟｢だって…だって…Aのこと心配で｣

『心配なのは分かったが許さん』

悟｢えー｣

『別にGPSじゃなくてもいいだろうが…"約束"したんだし』

悟｢え、A？｣

『……そうだろ？』

顔を真っ赤にするA

悟｢…Aーー！！｣

ギューッと抱きつく悟

『ちょ！悟？！』

悟｢覚えていてくれたんだね！僕との約束！｣

『そ、そうだけど…悪いか』

悟｢悪くないよーもー！｣

Aの頬をすりすりする

悟｢ぜーったいぜーったい呼ぶんだよ僕のこと！｣

『わかってるよ』

仕方ないなと言う顔をした次の瞬間であった

悟｢んふふ｣

突然悟が笑いだしたのは

『…なんだ』

嫌な予感を感じたAは距離を取ろうとするが動けず

悟｢A～｣

ニコニコと笑っていた

『な、なんだよ』

悟｢ねぇ…僕とデートしない？｣

『は、はぁ？！』

悟｢仕事頑張ったご褒美欲しい～｣

『仕事頑張ったご褒美って…』

悟｢いうこと聞くって言ってくれたよね？｣

『…あれは仕方がなく…』

悟｢Aー？｣

『い、言ったけどよ！デートって…デートって…急に…』

悟｢いいでしょ？あ、なんならベッド癒してくれるっていうんならそれで｣

『デートにしてください』

悟｢分かればいいんだよ分かれば｣

『……デートって何するんだよ』

悟｢え、Aデートしたことないの？｣

『ねぇよ！』

悟｢マジか…｣

『任務ばっかで彼女作る暇がなかったんだよ！』

悟｢え｣

……
夜蛾A

デート？任務ばっかでしたがなにか？

五条悟

うんやっぱ上層部クソだわ

作者

トーク機能使ってみたかった…楽しい