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大会開幕 ページ6

〜No side〜



あれから数日が経ち
今日が、大会当日





徳「何とか間に合ったな
...う"っ、またお腹が...ッ」




健「だだだ大丈夫!?」





気遣っているのは健太だけ...
他の3人は寝不足気味、理由は
いきなり昨日光一が計画を変更
したからだ





徳「ごめんな、皆...」




健「大丈夫だよ〜!
ねえ、クリスちゃん!」




ク「うん」




「むしろゴメン」←



和「すまん」←




徳「いやこっちこそ...」←





健「早く渡したいね!」





「さて、行くかあ」





人混みで迷子にならない様に
気をつけながらどうにか皆は
客席に座る





健「すごい、色んな
国の国旗があるね!」






徳「世界大会だからな」




ク「それに、凄い熱気...」






『ただ今から柔道ジュニア
世界大会の開会式を、行い
ます』





「あっ、すみれだ!」





珍しく真剣な表情のすみれ
は選手宣誓に選ばれている
不安な光一達







ク「大丈夫かな...?」



徳「一応、ネットに載ってた
選手宣誓を紹介しておいた...」





「...選手宣誓」




和「どうした」






健「ハ...ッ、万死いっ」←




ーぎりぎりぎり ←





「「いだだだだだ!!」」←



「「黙れ...!!」」←







す「宣誓!!私達、選手一同
はスポーツマン精神に...!!」





「おっ」




す「精神に...ええっと」




ーぺら




徳「...あ」



「...カンペだ」






二人はおでこに手を
やり、ため息をつく




す「おっとり?栄光と
名...読めない!えっと
...!」







す「あー、もう!!」






す「宣誓!!私達はどんなに
苦しい時でも、勝利を諦めず
持ち前のスポーツマンシップ
で!正々堂々全力で戦う事を
誓います!!」









ーパチパチパチッ





健「...すみれらしいね」




徳「だな」



「ん」






開会式も無事に終わり早速
すみれに、お弁当を渡しに







す「あ〜、光一!!」





すみれはいきなり通訳
してくれ!と泣きつく




徳「何でだよ!!」



す「お願い〜!!」




ク「やっぱりすみれ
って、注目されてる
のね」





「まあ一応は
優勝候補だし」





す母「そうね!」






「「...ん?」」





後ろから声が聞こえ振り返る
と、すみれのお母さんが笑顔
で立っていた




す母「そう言えば、光一君
お弁当は持ってきてくれた
?」




Aが光一の代理で通訳
してる間にすみれの母は聞く

リベンジだ→←この世の物とは思えない味(二重の意味で)



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作者名:スカーレット | 作成日時:2021年9月12日 22時

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