元片想い経験者、現親友仲人役 ページ44
〜No side〜
す「そっか!あたし達自身が
お祭りらしくなればいいんだ
!」
ク「確かに...っ!浴衣
とか、甚平とか...っ!」
健「うんうん!」
「その方が皆で
楽しめそうだね」
す「うん!
ね、光一!」
徳「えっ.......そうだな」
す「じゃあ決定!!明日は皆
お祭りらしい衣装で来るって
事で!和馬もOK?」
和「...探してはみる」
「こりゃ楽しくなりそう
だね...ねっ、クリス?」
ク「うん、楽しみ」
健「それならこうしてられ
ないよ!早く、家に帰って
準備しなくちゃ!」
ーバタバタ
飛び出した4人を見送りに
来た光一は、何となく上を
見る
す「あ!」
す「晴れてる!」
いざ!祭り本番だ!!
ーカラッ
徳「健太のてるてる
坊主が効いたのかも」
祭り当日のお昼前、紺色
の浴衣を着た光一は空を
見上げる
徳「帯は...よし...!」
す「あっ、そういうの別に
求めてないんでやらなくて
よろしい」←
徳「いやいや、俺も
お前にはやらんわ」←
花柄が施された赤い甚平を
着たすみれはドヤ顔をする
す「ふっふーん!!普通の浴衣
の光一より断然『祭り』らしい
でしょ!」
徳「あー、はいはい」
す「なーに!!その塩対応!
少しは、あたしの事も女の子
扱いしてよ!!」
徳「え、いいのか?」
す「嫌だけど!?」
徳「何なんだよ」
ーどかっ
すみれは近くにあった木の幹
に寄りかかりまた盛大にため
息をつく
す「まあ、別に?あたしは光一
をもうそーゆー目で見れないし
?」
徳「さらっと『お前男として
の魅力ねーよなw』って意味
で言ったろ、お前」
す「それに、光一クンには
ちゃーんと好きな女の子が
いるんだから」
す「...ちゃんと大事
にしなよ?約束ね?」
徳「...お前
実は偽者...?」
す「あ、久しぶりにファル
コンパンチやりたいなー」
徳「何でもないです」
すみれは最初は大反対していた
あんな女の何処がいいんだ!!
とかアイツよりあたしの方が...
!!と
でもその時に互いの膿も悔いも
想いも出し切った、そして今に
至る
す「そりゃあ...やっぱ複数で
付き合うのは良くないと思う
でも3人が幸せなら、あたしは
それでいい」
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作者名:スカーレット | 作成日時:2021年9月12日 22時