人魚の瞳 ページ25
〜No side〜
徳「此処で!?
プールだぞ!?」
す「すいかならあるよ?」
「そういう問題!?」
す「まあまあ
よいしょっと」
ーきゅっ
徳「うわっ!」
目隠しされてしまったため
仕方ないと光一はビニール
の棒を手に5回転する
す「じゃ、あたし
達が指示出すね!」
す「まずまっすぐ
100m、歩いて!」
「「嘘つけ!!」」
健「そうだよ〜!光一!
もっと左だよ!和馬君の
バク転一回分くらい!」
「「出来るか!!」」
「あー、もう!すいか
が割れないでしょ!?」
「光一君、私が...」
徳「いや、大丈夫...
ちょっと静かにして
くれ」
「「「え?」」」
言われた通りに皆は黙ると
光一は、耳を澄まし始めて
歩き始めた
す「え?あれ?」
「何で...?」
そして
徳「ふんっ!」
ーバシッ
「「「えー!!?」」」
す「何で!?」
徳「耳を澄まして
方向を感知したんだ」
「ああ、コウモリ
もやるよね...」
す「目隠しの意味!!」
徳「次は健太か?」
健「待ってました!」
ーすちゃっ
す「健太、スタート!」
健「えっと...」
「左左!!」
徳「健太、棒は下向きがいい
ぞ!そのまま真っ直ぐ歩いて
...ちょっと待て!!」
ーふら、ふら
健「う〜ん...?」
徳「何で俺の方に
来るんだよ!!」
す「健太、そこそこ!」
「違う違う!健太君
右に行って!右!!」
健「分かった!」
す「何であたし
に向けんの!?」
「「自業自得だ!!」」
そして右往左往された
健太はとうとうA
の前に止まり
健「ここだーー!」
「違う違っ!!」
振り落とされる棒に
思わず目を瞑るA
ーつる、こけっ
「「ファッ!!?」」
「「えっ」」
ードボンッッッッ
す「Aーー!!」
徳「健太ーー!!」
ーゴポポ...ッ
健「(ね、Aちゃ...!!)」
目隠しが取れた健太は慌てて
底にいたAへと手を伸ばす
健「(あれ...?)」
健太は思わず手を引っ込めた
だって、見開かれた彼女の瞳
は
ーザパァッ
「「ぷはぁ!!」」
徳「大丈夫か!?」
「うん、大丈夫!」
す「よかった〜...」
「すみれ、後で
話しましょうか?」
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作者名:スカーレット | 作成日時:2021年9月12日 22時