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十三話 ページ14








「おお、起きたのか!おはよう」


「おはよう、人の子よ」


「おはよ〜」






ふと目が覚める


どうやら、

いつの間にか寝落ちしてしまったらしい


折角ふたりとお話できる貴重な時間だったのに─


なんて残念がっていたら急に「学園は楽しいか?」と聞かれ、たじろぎながら首を縦に振った





「そうかそうか。楽しいなら良いのじゃ」





そう言葉を放ったリリちゃんは



どこか少し、


悲しそうだった──

























ーーーオンボロ寮






「じゃあ、わしらはここで失礼するかの」


「また明日会おう」


「うん、ありがとう




おやすみなさい」






僕がそう言うと

2人は「おやすみ」と微笑んでこの場を去った




少し重たく感じる玄関をゆっくりと開けると


グリムが「子分ー!」と言いながら奥の方から走ってきた





「遅かったんだゾ!オレ様、もう腹ペコなんだゾ!」


「あはは、ごめんね…?」





あれ?もうそんな時間?と思い

時計を見れば、時刻は既に21時を過ぎていた



急いでキッチンへ向かい、手を洗ってから冷蔵庫の中身を漁る。ツナ缶が有り余ってるからそれを使ったパスタでも作ろうかなあ



本当はサラダとかが良いんだろうけど……



ほら、グリムはレオナさんに似て野菜嫌いだから




















「はい。出来たよ」




十数分後

コトン、と机に料理を置くとグリムが「飯ーー!」といって僕に駆け寄った




「…?…オマエは食わねーのか?」


「後で食べるよ」




今はお腹空いてないんだよねぇ


そう言うとガツガツと食べ始めたグリム

ふふ、癒されるなあ♪






──さて、と



勉強も終わって暇だし


作詞でもしようかな〜と思い、グリムに、お皿は洗わなくていいからね、と言ってから2階に駆け上がった




「僕のお兄ちゃんはセッカイッイチ〜♪」




たくさんお昼寝をしたせいか体力が有り余ってる


今なら日中でも数時間ぶっ通しでライブが出来る気がする…………いや、嘘、数時間はちょっと盛った

そんな長時間動いたらまた倒れちゃう……



あっそうだ






「エースたちが歌う曲、

作っちゃおうかなあ」






衣装はハーツラビュル寮の寮服だから

テーマは『トランプ兵』かな?





ふふ、腕が鳴るよ♪

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初 。(プロフ) - 初コメ失礼します…!とても良いお話で見る度に凄い…好き…ってなりながら読んでました(泣)次の更新心待ちにしています…!!! (2022年9月12日 4時) (レス) @page25 id: 8fa79c3961 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さやかさん» 有難うございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2022年8月16日 19時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
さやか - お話投稿お疲れ様です!あんスタ×ツイステはあまりみかけないのでこういう小説があって嬉しいです!頑張ってください! (2022年8月16日 18時) (レス) @page19 id: 9aa8dafe93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月9日 20時

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