【桜蘭高校SS】もう一つの太陽【中性主】

双子宅 ページ6

｢おっけー、じゃあ寸法合わせは終わったね。｣

｢地味に疲れたわ…｣

｢んじゃ、そろそろ僕帰ろうかな〜…｣

｢何言ってんの？｣

｢見・返・り・は？｣

｢こいつら悪魔や…｣

｢んで、どうすりゃええの？｣

｢新作のモデルをして欲しいんだよねー。
これとか。｣

｢うわ、スカート系…しかもフリフリ…！？
ぼ、僕急用がー…｣

｢あーあ、いいのかなー？｣

｢作ってあげないよー？｣

｢(確実に間違えた、頼む相手…)｣

｢…非常に不服やけど、やったるわ！！｣

｢わー、ついにヤケクソになってるー｣

「お前らのせいやろが！！」



「うわぁ、足スースーすんだけど。
正直、あんまり好ましくはないな。」

「おー、中々似合ってんじゃん。」

「似合っとってもこんな格好、不服でしかないな。」

「まーまー、良いじゃん。そんな事より、写真撮らせてヨ。」

「……それで見返り、チャラやからな。」

「いーよー。」


「ほら、次このポーズ。もうちょい右側。｣

「もう疲れたんやけど……」

「じゃ、次のポーズで終わりでいーヨ。」

「やっと解放される……。
長すぎやて……
じゃ、このスカートはもうなおしてくるで。」

「？なおす、って、どこも壊れてないけど？」

「あー、なおすっちゅーのは、元の場所に戻すってことや。」

「なにそれー。」

「要は片付けるって事でしょー？」

「ま、んなとこやな。
じゃ、僕はこれで……。」

「A、またやってもらうから。」

「一生ごめんや、あんなん！」

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