偶然 ページ3
「てか、珍しくモリ先輩がいないねー。」
「剣道の大会かなんかあんのー?」
む
「無かったはずだけどねぇ〜
あっ!噂をすれば来た〜!」
「……A?」
「えー?
あっ、もしかして崇兄ちゃん?
めっちゃ久しぶりやん!元気しとったん?」
「モリ先輩とAって一体どんな関係…?」
「…いとこ。」
「あー!じゃあ崇が言ってた体術が凄い子ってAちゃんのことだったんだぁ!」
「え?!体術?!」
「いやー、ハニー先輩ほどではありませんよー!」
「(一体何者なんだ…Aって!)」
「にしても驚いたな、崇兄ちゃんがここに居るとか知らんかったしなー。
あ、聞いたぜ。この前の大会、また優勝したんやって?相変わらずすげー剣道上手いよな。」
「僕もこの前ー優勝したよー!」
「ハニー先輩は上手すぎますよ、ほんとに!」
「…皆の衆、緊急事態だ……
モリ先輩が笑ってらっしゃる!!」
「いや、モリ先輩だって笑うでショ」
「殿今すごい失礼なこと言ったよ?」
「よし、今のショットは高値で売れそうだな…」
「鏡夜先輩は何してるんですか…」
「てか、ハルヒちゃんてかわええよなぁ」
ピクッ
「ほら、身長小さいし、目大きいし綺麗やん」
ピクピクッ
「僕、気に入ったわー」
「ええい!!何だ貴様!俺の娘に気に入った、だと!?」
「え、妹を気にいるのの何がダメなん…?」
「ぐぅっ!?!」
「そもそも家族じゃないんですよね。
勝手にそんな設定作んないでください。」
「ハルヒ、ごめんな…」
「いえ、元はと言えば始めの環先輩が悪いんで。」
グサッ
「わー、殿の心にハルヒの天然ナイフが刺さったー」
「ホスト部に入るにあたって、経営には差し支えがないようにはするからさ、安心してや?」
「ああ、差し支えのあるようなことがあれば即座に退部してもらうからな。」
「おぉう、真っ黒オーラ放ってんな…
ても、何でハルヒちゃんはこの部に入ってんの?」
「か、彼の美貌を生かすためだ!」
「またまたぁ、環先輩は見え見えの嘘つくなって!
で、ほんとは?」
「800万の借金を作ったからだな。壺を割ってしまったからな。」
「なんだ、んな事かぁ。
ね、ね。ハルヒちゃん。
うちで働いてみない?」
「いえ。嬉しいお誘いですが遠慮しときます。」
「なんだ、釣れないなぁ」
「まー。ハルヒはそんなこと興味ないからネー」
「僕らもうちで働けばいーのにって言ったけどこれだったからネー」
「ま、取り敢えずこれからよろしくー。」
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ただの腐女子 - とても面白かったです!次の更新楽しみにしています!お体気をつけて! (2021年10月21日 20時) (レス) @page4 id: bfddd72f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薟(れん) x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月12日 0時