転校 ページ1
「はい、今日から新しく皆と共に過ごす仲間が入ります。自己紹介頼みますよ。A様。」
「はい。新しく来ました。AAですー。
よろしくー。
何か質問ある?」
「すげぇ初対面からグイグイ来るなー。
なーんか、つまんなそー。」
「ハルヒもそう思わない?」
「いや、自分はむしろ…なんか、なんて言うんだろ。よく分かんないけど、良いと思うけどな…」
「ふーん…。ま、ハルヒ以外のおもちゃも探してたとこだシネー」
「おもちゃって…(人をなんだと思ってるんだ…)」
「喋り方ぜーんぜん俺らと違うねー」
「つか、男なの?女なの?」
「はーい、性別はどっちですかー?」
「どれやろなぁ。当ててみぃや!」
「全然分かんないね…」
「えー、ハルヒわかんないの〜??」
「馨だって分かんないでしょ」
「そー?僕は女説に一票ー」
「僕も同じかなー」
「(体は女性っぽいけど、服とかは男性ぽいし…心と体の性別が違う…とかあるのかな)」
「正解は…体は女性、心はどっちも ですねー
つまり、どっちもせーかいだネ☆」
「「「………」」」
「あ、あれー、そんなに珍しいことなん?僕らみたいなんは最近ふつーやと思っとったんやけどなー…
さ、さぁ!他に質問ある?」
「どこから来たんですかー?」
「西の方の高校。分かるかな、王星高校ってとこなんやけど…」
「嘘だろ?!王星高校って…こっちでは西の桜蘭高校って言われてるとこだよ!?」
「え!?じゃあスッゲェ偏差値いいんじゃ…」
「んなことないってー。ちなみに部活はバスケしてたぜ!」
「…馨」
「…光」
「「面白そう!!」」
「(あの人が次の犠牲者か…)」
「A様のお席は藤岡様の隣となっております。」
「はーい」
「よろしく、Aくん。」
「こちらこそ!」
「(Aくん、自分も体は同じ性別なのに身長大きいな…)」
「(藤岡さんって、多分…体は女性だよな?)」
「「(仲良く、なりたいなぁ)」」
「なーんか、もうハルヒと馴染んでてやな感じー」
「まぁでも、これから僕らのおもちゃになるかもしんないじゃん?」
「それもそーだけど…」
「まぁ、様子を見ておこうよ」
「そうだな…!」
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ただの腐女子 - とても面白かったです!次の更新楽しみにしています!お体気をつけて! (2021年10月21日 20時) (レス) @page4 id: bfddd72f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薟(れん) x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月12日 0時