ずっと 、隣 《∞》丸

あけまして ページ1

玄関から、トントンとリズムのいい音が聞こえる。





隆「Aさーん。まだですかー？」



「もう行けるー！」





パタパタと彼のいる玄関まで走って行って





「おまたせ」




そう言ってほほえむと、


隆平もえくぼを見せて笑う。







隆「可愛い格好して」


「ワンピース久々に着た。似合う？」


隆「んー、まぁまぁやね？」


「君の今夜の鮭は私が」



隆「うそうそ！そりゃ…もうめちゃくちゃ似合ってて、似合ってないっていいたくなるレベルです」





照れたように答えるから


私も少し照れてみたりして






隆「行こ？」






優しく手を握るから


私もその大きな手を握り返してみたりして








「普通に、似合ってるって言えばいーのに」


隆「それじゃあかんねん。俺らしくないやん」


「昔はもっとストレートだったよ？」


隆「もうそんな力はな〜い♪カーブのが投げやすい♪」


「そんだけ手慣れてきたということですね？♪

どれだけの女性スタッフの目をハートにきてきたんでしょうね⁇♪」



隆「Aだけやって！笑」









ずっと笑っていたい。

ずっと好きでいたい。




《 ずっと、隣 》









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30 隆平 × A 26


お似合いカップルの短編集。

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