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『西園寺Aです。よろしくね、愛菜ちゃん。』



「はい!こちらこそ、よろしくお願いします!」



可愛い。



愛菜ちゃんの第一印象はそれだ。



大きい目、女の子らしい華奢な体型、長くてツヤツヤで整えられた髪の毛。



まさに完璧な美少女だ。



師範が見たら、きっと目の色をかえて飛びつくだろう。



そんな、愛菜ちゃんにベタ惚れする師範を想像したらなんだか笑えてきた。



『ふふ。』



「?どうしたんですか?Aさん。」



『いや、なんでもないんだけどね、私の師範が愛菜ちゃんのことを見たらきっと気にいるだろうなって思っただけだよ。』



「え!?もしかしてAさん、継子なんですか!?」



『あぁ、うん。言い忘れてたね。私、鳴柱の我妻善逸の継子なんだ。』



「…へぇー!そーなんですね‼階級はどのぐらいなんですか?」



『いまは甲だよ。』



「めっちゃ強いじゃないですか‼」



『ハハ、ありがと。』



「実はですね…私が鬼殺隊に入ったのは、ある人に助けてもらったからなんです。」



『ある人?』



「はい、私が鬼に食べられそうになったところをその人に助けてもらいました。その方は、名乗るほどではないって言って教えてくれなかったんですけど、代わりに、自分は鬼殺隊の鳴柱だって教えてくれたんです。」



びっくりした、と同時に、何だか嬉しかった。



自分の師範はこんなにもすごいってことが、単純に嬉しかったのだ。



『そうなんだ‼』



「はい。それで私、その方に……。」



『師範に?』



愛菜ちゃんはもじもじしながらじれったく言った。



「…恋、したんです。」

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Tマン - 面白かったです。 1日ずつよんでいたんですけど、 いつも楽しみでした。 更新頑張ってください! (2020年6月17日 17時) (レス) id: 5160686bc8 (このIDを非表示/違反報告)
RiXDiQRqwJmNoA0(プロフ) - 複雑な…なまえをまなで見てるから…なんか、-w-w-w-wでもすごくおもしろかったです!つづきまってます! (2019年12月7日 19時) (レス) id: 38913fc6bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作成日時:2019年11月10日 20時

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