噂です ページ38
｢あれ？あの子…｣
私の声に気づいた源くんも、その女の子を覗き見る。
｢うちの制服じゃない…ッスね｣
｢何してるのかな…｣
｢絵を描いてる…？｣
よく見ると、花のスケッチをしてるようにも見える。
｢ねーねちゃんっ♡源くんも！どうしたの？｣
｢葵！茜くん！あのね…あそこで絵を描いてる女の子…｣
葵の声に振り向き、もう一度女の子を見ようとすると、
｢あれ？｣
｢いなくなっちゃいましたね。移動したのか？｣
｢女の子がどうかしたの？｣
｢それがうちの制服じゃなかったの。だから不思議だなぁって｣
茜くんと葵が、確かめるように顔を合わせる。
｢知らない制服の女の子…｣
｢それで絵を描いてた…それって｣
｢シジマさんが出たんじゃない？｣
｢シジマさん？｣
聞きなれない言葉に、思わず聞き返す。
｢うん、美術室のシジマさん｣
｢昔ね、とっても絵の上手な女の子がいたの｣
｢卒業前に死んじゃったんだけどね｣
｢！…それがシジマさん？｣
｢そう…｣
｢シジマさんは死んで幽霊になっちゃった今でも、校内で大好きだった絵を描き続けてるらしいよ｣
｢どうして死んじゃったの？｣
｢それがね…シジマさんは絵の道に進むのを家族の人に反対されたんだって｣
｢絵が描けるのは卒業まで…だから｣
【卒業前に自 殺しちゃったんだって】
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
視点無し
かもめ学園に建つ謎の塔。
そこでは一人の少女が絵を描いていた。
｢……はぁ｣
すると、突然カッターを手に取り、引き出しの中から2枚キャンバスを手に取る。
そこに描かれていたのは、赤根葵と、蒼井茜。
どちらもまるで写真のように上手だが、
｢失敗作｣
｢描き直しね｣
と、カッターでそのキャンバスを引き裂いてしまった。
＿＿＿＿＿
寧々視点
さっきまで話していた葵と茜くんが突然。
バラバラになって。
崩れ落ちた。
｢え？｣
｢葵…茜くん？｣
まるで、石でできた彫刻を、思いっきり床に打ち付けたように。
人間のものではない、“壊れ方”。
｢先輩離れて！なんだこれ…ッ｣
源くんが守るような体制を取ってくれたけど、
｢ひ……｣
｢きゃああああっ！！！｣
｢ぴゃ｣
｢何！？なんかあったの！？｣
たくさん人が集まってきて、バラバラになってしまった葵と茜くんを覗き見る。
｢…な｣
｢｢｢｢｢｢…なーんだ！｣｣｣｣｣｣
終わり←お掃除です
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我妻 凛生 - やっぱり、この作品神 花琉Ｖ||さんも神 光くんも神 (2020年12月17日 11時) (
レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - お茶と夏さん» そ、そんな嬉しいです…！ありがとうございます！更新停止状態でほんとすみません…ありがとうございます…！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 6e5e2b8cef (このIDを非表示/違反報告)
お茶と夏 - ぎゃああああああ！！！其の一から一気読みさせていただきましたッめっちゃすごいです！！（語彙力）あれ、目から涙が… これからも無理せず頑張ってください！ひそかに応援させていただきます(^▽^)/ (2020年7月14日 18時) (レス) id: eaec31ac14 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - さくらみるくさん» 待って、優しすぎて泣いた()お久しぶりです…！ずっと更新停止状態でごめんね、頑張るね…！ (2020年6月27日 13時) (レス) id: feeba1fe32 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - え、え、え、待っていつの間にか更新されてる？！お久しぶり、さくらです〜ヾ(＾v＾)k ついにエソラゴト編かぁ〜……更新、無理せず頑張ってね。私はいつでも花琉ちゃんの味方だよ〜。 (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年11月17日 22時
