情報共有です ページ36
快晴。
白い雲が青いバックに映える、真夏の空。
ミンミンと蝉が騒がしく鳴く外で、オレは、
｢源くん！｣
｢先輩！！｣
先輩とかたい握手を交わしていた。←
周りのこともあり、声を潜めて、状況を確認する。
｢花子くんって幽霊よね…！？｣
｢ミツバとAって幽霊っすよね…！？｣
どうやら、先輩の方はやっぱり、花子の野郎が人間になってるらしい。
｢おかしいのよ！花子くんのこと、みんなクラスメイトだと思ってて…｣
｢こっちはミツバとAのこと…｣
ひとまず安心したが、周りの様子を思い出して、あるひとつのことが思い浮かぶ。
｢…でもこれって、オレ達の方がおかしいんですかね｣
｢え？｣と先輩が、戸惑ったように呟く。
｢ホント…当然みたいにアイツら“生徒”やってて…もしかしたら最初からこうだったんじゃ…｣
ミツバは、ごく普通のように授業で当てられ、Aは、そこまで届かなかった命のはずなのに、佐藤や横尾達と軽口を叩きあっていた。
…オレにとっても…アイツらにとっても…
｢その方がいいんじゃ…なんて…｣
｢源くん…｣ポツリとと零す先輩。
そして、オレも先輩も、背後に近づく影には気づかなかった。
｢ぎょっ｣
｢ウッ｣
先輩と話していたのに突然、頭から水がかかってきた。←
｢なっなんだ、何事だ！？｣
｢冷たっ水…｣
慌てて水が降ってきた方を振り返ると、
｢花子くん！？｣
驚く先輩の声の通り、花子の野郎が居た。
｢サボってるからセーサイだよ｣
と、いたずらっ子のように目を細める。
｢ってイヤアアアア魚になる魚になるッ！！！｣
｢先輩！！｣
悲鳴をあげる先輩を見て思い出す。
そういや先輩は水に濡れると魚になる人魚姫だ！！←
｢…あれ？｣
しばらくゴシゴシとタオルで身体を擦っていたものの、何かに気づいたように、先輩は手を見る。
｢水に濡れたのに、鱗が…全然出てきてない…？｣
身体をあちこち確かめるように触る先輩に声を掛けるも、全く届いてないようで、ギュンっと水道に向かう。
すると突然、何かに勝利したように、ガッツポーズをする。
……挙動不審。←
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我妻 凛生 - やっぱり、この作品神 花琉Ｖ||さんも神 光くんも神 (2020年12月17日 11時) (
レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - お茶と夏さん» そ、そんな嬉しいです…！ありがとうございます！更新停止状態でほんとすみません…ありがとうございます…！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 6e5e2b8cef (このIDを非表示/違反報告)
お茶と夏 - ぎゃああああああ！！！其の一から一気読みさせていただきましたッめっちゃすごいです！！（語彙力）あれ、目から涙が… これからも無理せず頑張ってください！ひそかに応援させていただきます(^▽^)/ (2020年7月14日 18時) (レス) id: eaec31ac14 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - さくらみるくさん» 待って、優しすぎて泣いた()お久しぶりです…！ずっと更新停止状態でごめんね、頑張るね…！ (2020年6月27日 13時) (レス) id: feeba1fe32 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - え、え、え、待っていつの間にか更新されてる？！お久しぶり、さくらです〜ヾ(＾v＾)k ついにエソラゴト編かぁ〜……更新、無理せず頑張ってね。私はいつでも花琉ちゃんの味方だよ〜。 (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年11月17日 22時
