見えるんです ページ31
「かもめ警察巡査部長！上野Aだ！…なんちゃって！」
此岸に来られないはずのA。
なんでコイツがここに居るんだ…？
…ってやべっ、こいつらには怪異がみえないからオレが一人でおかしなことをしてることに…、
「こ…これはだな((横尾くん！佐藤くん！！Aちゃん！！！」
？
「助けてぇぇ怖いよおぉ」
「また惣助が煽ったんでしょ〜」
「どっちも悪い」
「いや源は逮捕する」
「おい」
…？？？
「あれ？」
ミツバもAも、すっかり溶け込んでいる。
怪異と人間。そんな隔たりがないかのように。
「おい…二人ともコイツらが見えんのか！？」
「光今日も意味わかんないね〜〜」
「見えるけど」
「？なんの話ー？」
あっあちゃー数学の宿題あったんだ…
えっどこだっけ！
数学一限だよ
え、やってないの？
今やる！！練習問題のー
わいわいとそんな会話を交わす4人は、一見どこにでも居そうな普通のクラスメイトだ。
ど…
どーなってやがる！？
＿数学
「──じゃこの問題は…源くん三葉くん、前に出てきて」
先生に名指しされ、黒板に計算式を書いていく。
…が、隣ですらすらと黒板に書いていくミツバをどうしてもガン見してしまう。
おかしいだろ！！ミツバは人間じゃねぇーんだぞ！
ましてやAは境界からでられねぇはずだ、なのになんで、
いやそもそも、怪異だから霊力のない奴には見えねーはず…
……そうか！
「ミツバ、お前アレだろ」
「どれ？」
周りのこともあるから、声を潜めて伝える。
「七不思議パワー使ったんだろ！？」
「………は？」
「だからァ！七不思議の力で人間のフリしてんのかって聞いてんだよ！」
「七不思議？大丈夫？」
そこでミツバが軽く笑みをこぼしながら告ぐ。
「あー源くんアレ？オレの右耳のピアスが疼くぜ的な…まだ卒業できてない系なの？」
「厨二病ダッサ！」
けっこうムカついた。
「ミツバ！」
思わず叩いてしまった黒板の音にミツバがビクッと肩をはねらせる。
「テメェが何企んでるのか知らねぇが覚悟しやがれ！オレと同じクラスに来たからには…」
「もうアイツのところには、帰してやらねーからな！！」
クラス中が一度静まり返る。
「光何言ってんの〜？」
「寝不足？」
「まさか二人ってそういう関係…」←
「僕の可愛さに気が触れた…？」
「うるせぇ！！」
その後先生に怒られた。
「授業中にけんかすんな」って……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
我妻 凛生 - やっぱり、この作品神 花琉Ｖ||さんも神 光くんも神 (2020年12月17日 11時) (
レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - お茶と夏さん» そ、そんな嬉しいです…！ありがとうございます！更新停止状態でほんとすみません…ありがとうございます…！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 6e5e2b8cef (このIDを非表示/違反報告)
お茶と夏 - ぎゃああああああ！！！其の一から一気読みさせていただきましたッめっちゃすごいです！！（語彙力）あれ、目から涙が… これからも無理せず頑張ってください！ひそかに応援させていただきます(^▽^)/ (2020年7月14日 18時) (レス) id: eaec31ac14 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - さくらみるくさん» 待って、優しすぎて泣いた()お久しぶりです…！ずっと更新停止状態でごめんね、頑張るね…！ (2020年6月27日 13時) (レス) id: feeba1fe32 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - え、え、え、待っていつの間にか更新されてる？！お久しぶり、さくらです〜ヾ(＾v＾)k ついにエソラゴト編かぁ〜……更新、無理せず頑張ってね。私はいつでも花琉ちゃんの味方だよ〜。 (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年11月17日 22時
