お怒りです ページ22
「ヤシロごめんって〜ヤシロ〜」
「ふん！！」
3.4限目、調理実習。
未だうろうろ付きまとう花子くんは知らんぷり。
花子くんのせいで私、すっごい恥ずかしい思いしたんだからね！！
ちょっとでもときめいた私がバカだった！！
「砂糖はどこかしら」
「もうしないから〜」
すると、誰かがグラニュー糖を出してくれる。
「あのさぁ」
「あ、ありが…」
「七番様いつまでいるんですか？」
「茜くん！」
「一番」
出してくれたのは、茜くんだった。
「いや〜アオちゃんの近くに下劣なエロガキの気配を感じてさぁ、さっきの授業中から見てたよ」
ふ、吹雪いてるわ……。
怪異が大嫌いな茜くんと花子くんは仲が悪い。七不思議一番を探すため、葵を危険にさらしたのもあるけど……。
まあ、そんな茜くんも七不思議一番「三人の時計守」の一人、現在を司る時計守。
不本意に怪異と縁を結んで、半人半怪になったんだって。
それにしても心の声がだだもれよ……。
『アオちゃんの半径5Ｍ以内に近づいたらお前を殺す』って……。←
葵のことが病的に好きなのよね、私も気をつけなくちゃ。
「…で？源後輩がどうこうって話してるの聞こえたけど」
「ちょっと色々あって…源くんのこと励ましてあげられたらって思うんだけど」
「へぇーそーなんだー」(棒)
ほんとに葵以外に興味ないわね。声からも何も感じられないわ。
…でも、
茜くんも男の子だし…花子くんより参考になるかも！
「茜くんは何かある？されたら嬉しいこととか、元気になることとか…」
「僕？」
「僕はアオちゃんが生きていてくれればそれで…毎日がハッピー」
「ねーコイツに聞くのやめない？」
「そうだね…」
忘れてた…茜くんが重度の葵ヲタクだってこと…←
「ぼ、僕のことは置いといて、源後輩でしょ？」
「なら今作ってるのでもあげたら？」
「え！」
茜くんの言うものは、授業で作ってるカップケーキだった。
「でもこれ調理実習の…」
「いーんじゃない？」
「誰かが自分のこと考えてくれたってだけでも、嬉しいと思う…」
花子くんがうつむきがちにそう言う。
「そうかな…」
「それだけじゃ…って思うなら、アレでも誘ってみれば？」
「アレ？」
茜くんの言うアレ、それは──
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我妻 凛生 - やっぱり、この作品神 花琉Ｖ||さんも神 光くんも神 (2020年12月17日 11時) (
レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - お茶と夏さん» そ、そんな嬉しいです…！ありがとうございます！更新停止状態でほんとすみません…ありがとうございます…！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 6e5e2b8cef (このIDを非表示/違反報告)
お茶と夏 - ぎゃああああああ！！！其の一から一気読みさせていただきましたッめっちゃすごいです！！（語彙力）あれ、目から涙が… これからも無理せず頑張ってください！ひそかに応援させていただきます(^▽^)/ (2020年7月14日 18時) (レス) id: eaec31ac14 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - さくらみるくさん» 待って、優しすぎて泣いた()お久しぶりです…！ずっと更新停止状態でごめんね、頑張るね…！ (2020年6月27日 13時) (レス) id: feeba1fe32 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - え、え、え、待っていつの間にか更新されてる？！お久しぶり、さくらです〜ヾ(＾v＾)k ついにエソラゴト編かぁ〜……更新、無理せず頑張ってね。私はいつでも花琉ちゃんの味方だよ〜。 (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年11月17日 22時
