止められない ページ40
亮side
それからミスターコンまで1時間もなかったから、1分も無駄にせんように楽しんだ。
Aちゃんってさ、無意識にあざといねん。
男の喜ぶポイントわかってるっていうかさ…なんかこうキュンってさせるのうまいねんな。
距離感とか、上目使いとか、笑い方とか、目を見て話すところとか
俺が焼きそば食ってる時の俺を見る目とか、口の隅についたソース取ってくれるところとか…。
缶ジュース両手で持つとことか、写真撮るときにさりげなく顔を近くに寄せてくれるとことか…
とりあえず、簡単に言えばこの短い時間でさらに惚れた。全てが俺のツボ。
こんな一緒に居れば居るほどたまらなく好きになる子なんておるんやなって。
すばるくんもそりゃベタ惚れなるわな、って。
でもそんな楽しい時間には終わりがあるもんで…
「あ、時間ギリギリだっ！」
亮「ほんまやね」
「楽しくて時間忘れちゃってた笑
ダッシュで体育館まで行こ！」
亮「…うん」
「亮くん？」
動こうとしない俺を見て不思議そうにAちゃんが立ち止まる。
きっと今年の優勝もすばるくんやろうな。
でもそしたらAちゃんとの時間をあげてしまうようなもんやん。
正直仲直りせんといてくれ って、もう少し俺に時間をくれよって…
仲直りなんかしたら、きっと俺なんかもう眼中になくなってまう。いや今もあるんかわからんけどさ…
亮「…Aちゃん」
「ん？」
亮「2人で放棄しよっか笑」
「え？」
冗談っぽく言うてるけど、割と本気。
このままコンテストごと放棄して2人でまだこの時間を過ごしたい。この夢のような時間を…
「まーたそんなこと言って笑」
亮「本気やで
…このまま2人でおろ？
すばるくんに会わしたない」
「どーして…」
亮「ん？」
「どーしてそんなに私を困らすようなこと言うの？」
あっ怒らせてもうた、って思って下俯いてる顔覗き込んだらAちゃんの顔は真っ赤やった。
あぁ、もう俺無理や。
ｸﾞｲｯ
亮「いこ」
「…………」
Aちゃんは何の抵抗もせんかった。
文化祭自体は終わってて来客はもうおらんし、ほぼほぼ生徒はみんな今日の目玉でもあるコンテスト見るために体育館行ってる。
だから、もう人はほとんどおらんってわけ。
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誰の目も気にせず、君と2人だけの世界。
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ゆ - はじめまして！もう本当にキュンキュンします！続きが気になりすぎてモヤモヤしてます笑更新頑張ってください！ (2017年9月28日 16時) (
レス) id: 54bc355b0e (このIDを非表示/違反報告)
めいめい - 初めまして！渋谷cpを１から読ませてもらったんですけどキュンキュンしまくりで錦戸担なのにすばるくんと付き合いたくなります←
続きもきになります♪頑張ってください(^^) (2017年9月23日 11時) (携帯から) (レス) id: 4b84ed2329 (このIDを非表示/違反報告)
ピンキーレンジャー(プロフ) - ええええ！！！って感じです笑終日もうこの話に夢中です！！笑何とも言えないこの気持ちが早く安心に変わることを祈ります！！てかミスミスターコンどうなっちゃうの！！！！笑 (2017年9月20日 7時) (レス) id: 5b413da432 (このIDを非表示/違反報告)
tamama(プロフ) - りょんさん» 頑張ります！ありがとうございます(^^) (2017年9月16日 13時) (レス) id: fc0c8b8587 (このIDを非表示/違反報告)
tamama(プロフ) - ayaさん» こんにちは(^^)楽しみにして頂いてるなんて光栄です(//∇//)亮ちゃんとの絡み楽しみにしていてください♪頑張ります！ありがとうございます！ (2017年9月16日 13時) (レス) id: fc0c8b8587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tamama | 作成日時：2017年9月8日 3時
