3. 本編+作者から ページ3
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呪言を使う狗巻家とそれを癒す狗神家は未来永劫に渡って付き合って行かなければならない種族。
だから僕とAが生涯を共にするパートナーとなることは決まっていたことでこれまでもこれからも、それが変わることは絶対にない。
でも、Aと出会ったのは一年前。丁度、呪術高専の入学が決まった頃。
幼い頃から共に過ごすと、情が芽生え任務に支障をきたすという理由から、通過儀礼を終えた15歳までは別々に生きるというのがしきたりだった。
…でも、だからと言って特別な感情。恋愛感情が湧かないという訳では無い。
現に僕はAに一目惚れをして、治癒してもらう度にドキドキしてるから…。
禪「 おい、何ぼけーっとしてんだ。授業始まるぞ。」
「 高菜 高菜 」
ちらりとAの方を見ると、呆れたように、だけど柔らかな笑みを浮かべて、此方を見ていた。
「 !! 」
思わず驚いてしまい、また真希に可笑しな目で見られてしまった。
…だって、好きな人に見られていたって思うと恥ずかしいし、いつもは無表情なAが笑ってたら、それは照れる。
Aは治療とはいえ僕とキスをしても恥ずかしがらないし、躊躇せずソレを熟す。
僕のことが好きじゃないから、気持ちが入らないだけだろうけど、滅茶苦茶 悲しい。
…というか、他に好きな人がいたら凄く申し訳ない。
ボキッ
シャー芯の折れる音が、やけに大きく脳内に届いた。
いつの間にか無意識に力が入っていたみたい。
きっと原因は いるかもしれないAの好きな人
…駄目。男の嫉妬は見苦しい。
しかもそれは自分のくだらない妄想故。
折れたシャー芯の先を整えるべく黒く塗りつぶしたノートの端っこが、まるで自分の感情を表しているかのようで、やるせない気持ちになった。
Aにも意識、してほしい。。
この想いも、ぐちゃぐちゃにかき消して、綺麗さっぱり無くなればいいのに。
こんにちはこんばんは、作者の美琴です。
この度は本作をご覧頂き有難うございます。
ひとつ読者の方々にお伝えしなければならない事がございまして…。
実はこの作品、設定も結末も練っておらず"下書き"として保存しておりました。
しかし私の不注意で"全体に公開"となってしまい、中途半端な状態で公開する形になりましたので、話の辻褄が合わなかったり、無理やりすぎる展開になるかも知れません。
完結させるようには精進致しますので、どうぞこれからもよろしくお願いします(^^)
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bookuu(プロフ) - レスありがとうございます!頑張って夢主ちゃんに好意を持って貰おうと何回も仕掛けるる棘先輩が見たいです。でも、棘先輩好きな子の前ではウブそう、、(偏見) (2020年11月23日 20時) (レス) id: 995a48bf81 (このIDを非表示/違反報告)
美琴(プロフ) - ひよこさん» コメントありがとうございます! ウブな棘先輩を書けたらな…と思ってます! (2020年11月23日 17時) (レス) id: 1cb946dba9 (このIDを非表示/違反報告)
美琴(プロフ) - bookuuさん» 正直結末はまだ考えていないので、リクエストあれば気軽にどうぞ(^^) (2020年11月23日 17時) (レス) id: 1cb946dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 棘先輩可愛いです。(真顔) (2020年11月19日 22時) (レス) id: 840ae1844c (このIDを非表示/違反報告)
bookuu(プロフ) - うッッ、、棘先輩が尊いですぅ...(尊死)更新楽しみに待っています! (2020年11月19日 21時) (レス) id: c1bd0a2f46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美琴 | 作成日時:2020年11月19日 18時